CANVAS、プログラミング教育メディア「Computer Science for ALL」開設

 子ども向けワークショップやイベント、セミナーの企画・開催をしているCANVASは11月1日、全国の実践や教材などを集約したプログラミング教育のプラットフォームメディア「Computer Science for ALL プログラミング教育普及プロジェクト」を設立した。

教育ICT 先生
Computer Science for ALL プログラミング教育普及プロジェクト
  • Computer Science for ALL プログラミング教育普及プロジェクト
  • 公開されている「授業・ワーク・ショップ」の一例 Computer Science for ALL プログラミング教育普及プロジェクト
 子ども向けワークショップやイベント、セミナーの企画・開催をしているCANVASは11月1日、全国の実践や教材などを集約したプログラミング教育のプラットフォームメディア「Computer Science for ALL プログラミング教育普及プロジェクト」を設立した。

 これまで「すべての子どもたちにプログラミング教育を提供したい」という想いのもと、ワークショップだけでなく2012年からはプログラミング教育の普及に向けた支援活動も展開してきたCANVAS。プログラミング教育にはカリキュラム・教材や指導者不足、環境の未整備や支援体制、整備に課題が多いことから、カリキュラムの開発や指導者研修の実施のほか、機材整備サポートや地域支援体制づくりを行ってきたという。

 その経験から得た全国の実践者によるネットワークやノウハウの蓄積を生かし、「Computer Science for ALL」を開設した。11月1日時点では、おもに「授業・ワークショップ紹介」「とりくみ紹介」「教材紹介」「注目ニュース」の4コンテンツが用意されている。

 「授業・ワークショップ紹介」は、全国で行なわれているプログラミングの授業やワークショップの指導案・レポートを紹介しており、11月1日時点ではすでに40の授業を公開中。いずれも学校名、使用言語・教材、使用機材や対象学年だけでなく、授業目安時間や科目、授業の内容や概要が掲載されているため、参考にしやすい。

 「とりくみ紹介」では、全国の学校や自治体、団体や企業によるプログラミング教育の取組みに注目。各施策を学校・自治体、スクール、イベント、コンテスト、調査・研究のいずれかに分類し、事例を紹介している。

 CANVASは、立ち上げに際し「プログラミング教育に強い想いを抱く全国の仲間と連携し、知見やノウハウを蓄積」し、ひとつひとつ課題を克服して「さらなる広がりを推進していきたい」としている。
《佐藤亜希》

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