1年の満月の中でもっとも大きく見える満月「スーパームーン」が、11月14日に訪れる。月が最大となる時刻は午後10時52分。国立天文台では、2016年最大の満月とともに、表面のようすがわかりやすい上り始めの月も観察して、月の模様を楽しんでほしいと紹介している。 地球の周りを公転する月の軌道は楕円形であるため、地球と月の距離は日々変化しており、月の見かけの大きさも変わっている。月と地球の距離がもっとも近づき、さらに満月となるのがその年で最大の月を見ることのできる「スーパームーン」。毎月1回の満月が訪れる2016年では、11月14日にあたる。 11月14日の月は、もっとも地球に近くなる地点を午後8時21分に通過。南中時刻の少し前の午後10時52分に満月となり、今年もっとも大きく見える瞬間が訪れる。 国立天文台のWebサイトでは、2016年最小だった4月22日の満月と11月14日の満月のイメージ図を掲載し、月の見え方の違いをわかりやすく比較している。また、日の入り前後に東の空から上ってきたばかり満月はそれほどまぶしくないので、表面のようすをよく観察できるという。東京都の場合、14日の月の出時刻は午後4時40分。満月とともに月の模様も楽しみたい。