JR高崎線運転見合わせ、湘南新宿ラインにも影響…責任は誰に問う?

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 11月4日早朝に発生した信号装置故障により、午前10時37分現在も運転を見合わせているJR高崎線や湘南新宿ラインの一部区間。午前10時時点では、上尾・北上尾・桶川駅で入場規制がなされた。朝の通学、通勤時間と重なったことから、ネット上では学校や就業時間への遅刻を心配する声があがった。電車の遅延で重大な学校式典や試験、イベントに間に合わなかった場合、その責任は法律的に誰にどのように問えるのか。

◆Webサイトでも取得できる遅延証明書

 遅延証明書は、乗車した電車やバスなどの公共交通機関で遅れが発生した場合、その遅れを証明する証書。学校によっては、遅延証明書を提示することで遅刻を免除したり、試験日には追試対象とする場合もある。

 JR東日本は、Webサイト内「遅延証明書」で電車の遅延証明書を発行している。掲載期日は過去30日分。遅延証明の発行対象時間は午前7時~11時まで。遅延した路線と遅延時刻を明記し、Webブラウザでプリントアウトして利用できる。JR西日本も同様に、JR西日本管内の対象路線で対象時間帯に5分以上遅れたものについて、Webサイトで遅延証明書を掲載している。

◆電車の遅れで重大な式典や面接に遅刻、責任は問える?

 通学、通勤時には特に困ってしまう遅延。当日に学校イベントや式典、就職活動中の面接などが予定されている場合はさらに不安を抱くだろう。もし、電車の遅延で予定に参加できなかった場合、法律では誰にどのような責任を問えるのだろうか。

 アディーレ法律事務所の篠田恵里香弁護士によると、「列車の遅延を理由に鉄道会社に責任を問うのは難しい」。鉄道会社に重大な過失がある場合は、約款にも関わらず責任追及できるが、人身事故や故障など、通常の列車遅延の場合、鉄道会社に責任を追及するのは困難だという。

 今日では鉄道、バス会社がSNSの公式アカウントで遅延情報を発信しているほか、電車運行情報アプリを使えばリアルタイムに情報を取得することもできる。事前に遅延状況を確認し、迂回路の検索や対策を取ったうえで学校、勤務先へ向かいたい。
《佐藤亜希》

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