JAL「空育(そらいく)」スタート、工場見学リニューアルほか

 日本航空は11月14日、子どもたちに「空」を通じて未来を考えてもらう新たな次世代育成プログラム「空育(そらいく)」をスタートすると発表した。2020年度末までに100万人を対象として、体験型プログラムを中心としたさまざまな活動を実施するという。

教育・受験 その他
JAL「空育」宣言
  • JAL「空育」宣言
  • 「空育」のコンセプト
 日本航空(JAL)は11月14日、子どもたちに「空」を通じて未来を考えてもらう新たな次世代育成プログラム「空育(そらいく)」をスタートすると発表した。2020年度末までに、100万人を対象として体験型プログラムを中心としたさまざまな活動を実施するという。

 JALはこれまで、社会貢献活動の一環として、「夢ある未来」のための次世代育成「JALそらいく」に取り組んできた。

 今回新たに宣言する「空育」では、「飛行機を通じて『自分』の未来を考える」という 従来のテーマに加え、「交流を通じて『日本・世界』の未来を考える」「環境・宇宙を通じて『地球』の未来を考える」という新たな2テーマを展開。体験型プログラムを中心とした非日常体験を通じ、「空」の素晴らしさに触れることで新たな発見やさらなる学びを感じてもらう場を提供するという。

 具体的には、体験型ミュージアム「JAL工場見学~SKY MUSEUM」の新コンテンツや、運航乗務員、客室乗務員などの社員が仕事内容ややりがいを語る「お仕事講座」など、体験要素を織り込んだプログラムを開催する。これらはさらなる学びの意欲を生み出し、自分の未来を考えるきっかけの場となる。

 また途上国における社会課題解決に向けたワークショップや、日本各地での民泊体験、農業などの第一次産業体験による地域社会交流など、人・文化の積極的交流を促進するプログラムを開催する。これらは新たなものに触れる喜びを創出し、日本・世界の未来を考えるきっかけの場となる。

 さらにJALグルーブが航空機運航の中で実践している二酸化炭素(CO2)排出量削減の取組みなどを紹介する環境講座「そらエコ」や、民間での月面探査を目指すチーム「HAKUTO」と連携した宇宙について考える講座など、地球・宇宙への好奇心を高めるプログラムを開催する。これらは、地球環境保全と未来へ受け継ぐ意識を生み出し、地球の未来を考えるきっかけの場となる。

 なお、「空育」の詳細な取組み内容については、今後随時Webで公開していくという。
《荻田和子》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top