ブラックバイト対処マニュアル、早大が2017年度も新入生に配布

 早稲田大学は、同大出版部が4月に出版した「ブラックバイト対処マニュアル」を2017年度の新入生全員に配布する。学生向けにブラックバイトの問題点や対策をやさしく解説している。

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 早稲田大学は、早稲田大学出版部が4月に出版した「ブラックバイト対処マニュアル」を2017年度の新入生全員に配布する。学生向けにブラックバイトの問題点や対策をやさしく解説している。

 「ブラックバイト対処マニュアル」は、社会問題化しているブラックバイトについて、学生向けに対処術を指南する本。早稲田大学法学学術院教授の監修のもと、学生部学生生活課と「労働法ゼミ」の学生が多数協力。2016年4月に出版し、全国的に大きな反響を得たという。新入生への無償配布は、2016年度に続き2年目となる。

 「賃金が最低賃金よりも安い」などの賃金トラブル、「シフトが強要される」などの労働時間トラブル、「ノルマが強要される」といった弁償・罰金トラブルなどについて、トラブルの防止や問題解決につながる対処法をわかりやすく解説。トラブル項目がひと目でわかる「ブラックバイト・チェックシート」や「困ったときの相談窓口」なども載せている。

 価格は500円(税別)。早稲田大学の学生は、早稲田大学生協で学生証を提示すれば、300円(税別)で購入できる。2017年度に早稲田大学に入学してくる新1年生には無償配布される。
《奥山直美》

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