子どものScratch活用能力を評価「ジュニア・プログラミング検定」

 サーティファイは、ビジュアルプログラミング言語「Scratch」の活用能力を測定・評価する「ジュニア・プログラミング検定」を12月20日より開始した。小学生を中心とした若年層が対象。4級種に分かれており、60%以上の得点率で合格となる。

教育ICT 小学生
ジュニア・プログラミング検定
  • ジュニア・プログラミング検定
  • 試験内容
  • 出題概要
 サーティファイは、ビジュアルプログラミング言語「Scratch」の活用能力を測定・評価する「ジュニア・プログラミング検定」を12月20日より開始した。小学生を中心とした若年層が対象。4級種に分かれており、60%以上の得点率で合格となる。

 2020年からの「小学校におけるプログラミング教育の必修化」を受けて、現在、若年層を対象としたプログラミング教育に社会的な関心が集まっている。しかし、情報処理推進機構(IPA)が発行した「IT人材白書2016」によると、国内企業の約9割が慢性的なIT人材不足の状況にあるという。

 「ジュニア・プログラミング検定」は、プログラミングに対する子どもたちの興味を引き出し、国内IT人材育成の活性化につながることを目指している。

 想定受験対象は小学生だが、受験資格はなし。Entry(4級)、Bronze(3級)、Silver(2級)、Gold(1級)の4級種に分かれており、問題数は1題。素材をもとに1つのゲームを作成し、得点率60%以上で合格となる。受験料は、級種により異なる。Webサイトでは資料請求を受け付けているほか、試験の問題例を見ることができる。

 サーティファイは「ジュニア・プログラミング検定」を通して、プログラミングに対する子どもたちの興味を引き出し、「どうすればよいかを判断して指示をつなげていく『論理的思考力』」「試行錯誤を繰り返しながら課題に向き合っていく『問題解決力』」「こうなったら面白いなと思うことを形にしていく『創造力』」などのプログラミング能力の育成につなげていきたいとしている。

◆「ジュニア・プログラミング検定」概要
受験資格:なし(想定受験対象は小学生)
級種:Entry(4級)、Bronze(3級)、Silver(2級)、Gold(1級)の4級種
試験時間:Entry(4級)30分、Bronze(3級)40分、Silver(2級)40分、Gold(1級)50分
問題数:1題。素材をもとに、1つのゲームを作る(例:おいかけっこゲームなど)
出題形式:問題文は会場がダウンロードのうえ、印刷し受験者に配布
受験料:Entry(4級)無料、Bronze(3級)2,500円、Silver(2級)2,700円、Gold(1級)3,000円
合格基準:得点率60%以上で合格
《外岡紘代》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top