ベネッセ・駿台データネットは、大学入試センター試験1日目に実施された地理歴史・公民の科目別問題講評の掲載を開始した。12時35分時点で掲載されているのは、「倫理、政治・経済」「世界史B」「日本史B」「地理B」。 「倫理、政治・経済」では、「倫理」「政治・経済」の各分野から、資料も用いて幅広く出題されたという。問題量は昨年並みで、大問数6、解答数37個は2016年度から変更なし。データネットは、「倫理」は資料文やグラフ、「政治・経済」は模式図や表・グラフを用いた問題が見られ、読解力・考察力が求められたと分析している。配点はそれぞれ、第1問14点、第2問18点、第3問18点、第4問22点、第5問14点、第6問14点。なお、過去のデータを見ると、2016年度の平均点は60.50点だった。 「日本史B」の問題量も昨年並み。例年同様に政治史を中心とした出題で、文化史がやや減少したという。「世界史B」も問題量は昨年並みだが、文化史の出題が減り、昨年以上に政治史からの出題が増えたとしている。また、出題分野では東欧、南アジア、アフリカからの出題が「かなり増加」したという。 地理歴史・公民の科目別問題講評は、今後も順次更新される予定。出題分野、問題量、大問分野、配点などはWebサイト「データネット2017」内の特集ページから確認できる。なお、データネットは2016年11月1日に受験シーズン中の「掲載スケジュール」をPDFで公開しており、日程や時刻の詳細はWebサイトで確認できる。