代々木ゼミナールは、平成29年度(2017年度)センター試験の特集Webサイト「2017年度大学入試センター試験速報」に、2日目に行われた「理科1」の問題分析を掲載した。科目ごとに大問数や設問数、解答数が掲載されており、出題分野や内容のほか一部出題の難易度も示している。 1月15日午前11時54分時点で公開されているのは「理科1」のうち「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」。 「化学基礎」は、知識問題・計算問題ともに教科書の基礎事項を中心に出題。一部では考察力を必要とする問題も出題され、「やや解答に時間を要する」問題もあったという。知識問題が9問、計算問題が7問であり、昨年と比べると計算問題の割合が増加している。 「生物基礎」は全体として出題形式に大きな変化はなかった。大問3題が分割されており、幅広い内容が出題されたという。昨年度に引き続き計算問題・資料解析問題が出題されたが、代々木ゼミナールは「基本的な内容であった」と分析している。 「地学基礎」は大問数が1題増加し、分野をこえた融合問題が見られたという。計算問題が増加し、問われる知識が「やや細かくなっている」が、正答を選びやすい問題も増加した。 代々木ゼミナールの「2017年度大学入試センター試験速報」では、問題分析のほかヨミウリオンラインへリンクするセンター試験の問題掲載コーナーや、センター試験の自己採点用に全科目の正解と配点などをまとめて印刷できる「正解と配点」ページが開設されている。