リクルートキャリアは1月17日、帝京大学と連携し、両者が保有するデーターベースを掛け合わせ、学生の最適なキャリア形成と就職活動支援に取り組むことを発表した。活動は、八王子キャンパスの大学2年生、3年生を対象にすでに開始されている。 帝京大学が保有する学生データベースとリクルートキャリアが保有する帝京大学の学生のリクナビやSPIのデータベースを掛け合わせ、ひとりひとりの特徴や行動を可視化。「進路決定の100%の実現」と、各個人に合ったキャリア形成および就職活動支援の実現を目指す。 リクルートキャリアが保有するデータは、大学版のSPI(適性・能力検査)、リクナビサイト来訪日数・プレエントリー件数・説明会予約件数などが含まれる。帝京大学が保有するデータには、履修履歴、累計修得単位数、キャリア教育科目履修数、成績、各種就職支援行事参加数件数などの内容が含まれ、いずれのデータも個人情報を保護したうえで活用していくという。 進路決定や就職活動が思い通りにいかない学生に対して、どのようなタイプの学生にはどのようなサポートが最適か、ビッグデータや将来的にはAIを活用し、仮説と検証を繰り返す。今後、両者は学生に寄り添ったキャリア形成および就職活動支援の方法を模索していくという。 取組みはすでに2016年10月より文系学部生16,000名を擁する八王子キャンパスの大学2年生、3年生を対象に開始されており、今後は対象学生を拡大する予定。