SNSで解答を募集、正解のない「新しい大学入試問題」配信スタート

 教育コンサルティング&クラウドサービス事業を行うサマデイは、教育改革のための情報発信ニュースメディア「EducationTomorrow」で、2020年の大学入試改革に向け「新しい大学入試問題」の配信を開始した。登録はWebサイトで受け付けている。

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 教育コンサルティング&クラウドサービス事業を行うサマデイは、教育改革のための情報発信ニュースメディア「EducationTomorrow」で、2020年の大学入試改革に向け「新しい大学入試問題」の配信を開始した。登録はWebサイトで受け付けている。

 EducationTomorrowは、2020年を目標として進められている日本の教育改革を考えるにあたり、「アクティブラーニング」「イノベーション」「ブランディング」「テクノロジー」「グローバル」の5つの切り口から、国内・海外を問わず、先進的な事例を発信している。

 2020年の大学入試改革では、従来型のペーパー試験方式だけでは見えてこない人物の多様な側面を評価する試験を行うため、学生の過去の活動記録や、その記録をエビデンスとした学びの計画書を求めるポートフォリオの提出、面接、プレゼンテーションなど、リアルな場でのあり方を問う新機軸導入の必要性が高まっている。

 また、海外の名門大学の入試でも、「月曜日についてどう思うか?(ジョンズ・ホプキンス大学)」や「あなたは酸性ですか?アルカリ性ですか?(コーネル大学)」など、特有のテーマでのエッセイが求められているという。

 新たに配信を開始した「新しい大学入試問題」は、正解のない時代にふさわしい入試問題の要点を考えるため、「正解のない問題」を配信する。配信される問題は、SNSで広く解答を募集し、注目すべき解答はメディアに掲載される。この取組みを通じて、教育者・学生・保護者の垣根を越えて、これからの学びを考える機会にしてほしいとしている。

 メールマガジンの登録は、EducationTomorrowのWebサイトで受け付けている。
《外岡紘代》

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