ウェザーニューズと横国大、防災教育研究で幼児向けお天気サイト開発

 ウェザーニューズは2月17日、横浜国立大学大学院と共同で未就学児童を対象としたお天気サイト「SORAKIDSα」を開発したと発表した。現在地の天気や防災上危険が高い状況をイラストやアニメーションで表現し、文字が読めない幼児でも視覚的に天気を理解できるという。

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お天気サイト「SORAKIDSα」
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 ウェザーニューズは2月17日、横浜国立大学大学院と共同で未就学児童を対象としたお天気サイト「SORAKIDSα」を開発したと発表した。現在地の天気や防災上危険が高い状況をイラストやアニメーションで表現し、文字が読めない幼児でも視覚的に天気を理解できるという。

 「SORAKIDSα」は、横浜国立大学大学院気象学研究室に在籍する気象予報士・保育士の奥村政佳氏とウェザーニューズが共同で開発した3~6歳児向けのお天気サイト。奥村氏の「未就学児童に対する気象・防災教育の取組み」に関する研究での取り組みで、子どもの頃から天気予報を理解し空に関心を持ってもらうとともに、大雨や台風、落雷、大雪などいざという時に自らの身を守れるよう防災・減災教育につなげることを目的としている。

 「SORAKIDSα」の特徴は、GPS機能によりアクセスした場所のピンポイント天気をイラストやアニメーションで表現し、文字が読めない未就学児童でも視覚的に理解できるようにしている。また、防災上危険が高い状況がひと目でわかるよう注意報や警報をアイコンで表示し、背景色で注意報・警報・特別警報を出し分けている。

 すでに一部の保育園で試験的に導入されており、今後も研究のため多くの児童が利用する予定だという。なお、同サイトにアクセスすれば未就学児童に限らず誰でも利用できる。
《荻田和子》

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