Interface I / 2016 from Ralf Baecker on Vimeo. 他にも吉原悠博氏による「培養都市」と、『Alter』制作チームによるロボット「Alter」、Benjamin Maus / Prokop Bartonicekによる「Jller」、Ori ELISAR氏による「The Living Language Project」が優秀賞。津田道子氏の「あなたは、翌日私に会いにそこに戻ってくるでしょう。」、Rosa Menkmen氏の「DCT: SYPHONING. The 1000000th interval.」、Nina Kurtela氏による「The Wall」が新人賞に選出されました。
続いてエンターテインメント部門へと移り、2016年7月末に公開された庵野秀明と樋口真嗣監督による「シン・ゴジラ」が大賞を受賞。東宝の映画企画部長の山内章弘氏が壇上に上がり、国内で北村龍平監督の「ゴジラ FINAL WARS」から12年ぶりに制作されたことに関し「同じことをやっても仕方がなく、覚悟を決めて、あらゆる意味で新しいものを作りたい」という思いから始まったとコメント。
続いて優秀賞では、山田尚子監督のアニメ映画「聲の形」が、Ale Abreu氏のアニメ映画「父を探して」が、Anushka Kishani Naanayakkara氏の短編アニメ「A Love Story」が、Anna BUDANOVA氏の短編アニメ「Among the black waves」が選出。新人賞では、堤 大介/ロバート・コンドウ氏による短編アニメ「ムーム」が、Emma Vakarelova氏の短編「I Have Dreamed Of You So Much」が、Arturo “Vonno” Ambriz / Roy Ambriz氏の短編「Rebellious」を選ばれました。最後に高橋監督は、2016年は非常に実りの多い1年だったと話し、オンデマンドや劇場など様々な鑑賞形態があるなかでも山田監督の「聲の形」に関連して、制作会社である京都アニメーションはここ20年間のアニメーションを支えた他にも、今までの京アニ作品の中から一歩も二歩も出たと言えるような作品になったと語ります。日本のアニメーションが停滞気味である事を感じ、絵が綺麗になっていく中で「内容はどうなのか」という声が多かったのですが、2016年度は充実していたとコメントしました。