田中金華堂が紹介した画材は、イタリアの文具メーカーFILAが展開する色鉛筆「Giotto(ジオット)」シリーズの一つ。赤、青、黄、多彩な色を揃えたセットと異なり、紹介された色鉛筆は肌色だけを12本、詰め合わせたものだ。ただし、12本とも同じ肌色かと思いきや、濃淡豊かな黄色や褐色が並び、世界中の子どもたちの肌の色を表す“肌色の色鉛筆”が揃っている。
肌色色鉛筆12色セットたくさんのご注文ありがとうございます
-御徒町画材・額縁専門店田中金華堂 (@kinkado1905) 2017年4月24日
初期入荷分が好評につき在庫残り僅かとなっており、
ご注文は現在も承っておりますが、現在庫が無くなり次第次回の出荷は5月中旬頃を予定しております。
お待たせしてしまうかもしれませんが何卒よろしくお願いいたします pic.twitter.com/HwAjyJiNBw
一口に肌色といっても、誰一人としてまったく同じ肌を持つ子はいない。ましてや、世界ともなれば国・地域によって色が異なることは当然のこと。FILAの商品について、ネットユーザーからは「まさに肌色」「素晴らしい」とのコメントが寄せられている。
FILAはこのほか、ドイツのLYRA社の製品も自社ブランドと同時に扱っており、公式Webサイトでは幼児向けの六角色鉛筆も販売中。Giottoシリーズにとどまらず、大人の絵画向けに多種多彩な肌色の色鉛筆、絵の具、クレヨンなどを扱っている文具・画材メーカーも多いようだ。
日本でも、「はだいろ」と表していた一色について、名称を変更する動きがでている。確認できるだけでも、トンボ鉛筆は現在、従来の「はだいろ」を「うすだいだい」と表記していることがわかる。

グローバル化し、各々の個性を尊重できる時代。子どもと一緒に、世界の肌色について話してみてはいかがだろうか。