朝の読書人気ランキング、小学生1位は「かいけつゾロリ」中高生は?

 「朝の読書」実践校での平成28年度人気本ランキングが5月1日、公表された。小学生は1位が「かいけつゾロリ」、2位「科学漫画サバイバルシリーズ」だった。中高生では、その年のベストセラーやメディア化された作品に人気が集まった。

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 「朝の読書」実践校での平成28年度人気本ランキングが5月1日、公表された。小学生は1位が「かいけつゾロリ」、2位「科学漫画サバイバルシリーズ」だった。中高生では、その年のベストセラーやメディア化された作品に人気が集まった。

 調査は、朝の読書推進協議会が平成28年4月~平成29年3月末の期間、「朝の読書」実践校を対象に実施したもの。子どもたちが実際に学校で読んでいる人気の本についてまとめている。

 小学生の1位は「かいけつゾロリ」、2位「科学漫画サバイバルシリーズ」、3位「しずくちゃん」、4位「学研まんが新ひみつシリーズ」、5位「ほねほねザウルス」だった。例年人気の学習漫画シリーズは、「科学漫画サバイバル」が前年に引き続きランクイン。また、7位の「コミック版日本の歴史シリーズ」や14位の「小学館版学習まんが人物館シリーズ」など、歴史や偉人の伝記が描かれた学習漫画が前年よりも順位を上げている。

 中高生には、その年のベストセラーやメディア化作品など、世間で話題になった作品やライトノベルが支持される傾向にあった。芥川賞受賞作品の「火花」が、前年に引き続き高校生で上位にランクイン、中学生でも初登場2位となった。ほかにも、映画化された有川浩氏の「植物図鑑」が中学生11位、高校生2位。衝撃的なタイトルで話題を集めた住野よる氏の「君の膵臓をたべたい」が中学生7位にランクインしている。

 平成30年に30周年を迎える「朝の読書」は、平成29年5月1日時点で小学校1万6,640校、中学校8,565校、高校2,229校の計2万7,434校で、約970万人の児童・生徒が取り組んでいるという。
《外岡紘代》

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