国家公務員採用一般職試験、女性の申込者割合は過去最高の35.3%

 人事院は5月17日、平成29年度国家公務員採用一般職試験と専門職試験(大卒程度試験)の申込状況を発表した。一般職試験導入以降、女性の申込者割合は35.3%と6年連続で3割を超え、過去最高となった。

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平成29年度国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)試験区分別申込状況
  • 平成29年度国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)試験区分別申込状況
  • 平成29年度国家公務員採用専門職試験(大卒程度試験)の申込状況
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 人事院は5月17日、平成29年度国家公務員採用一般職試験と専門職試験(大卒程度試験)の申込状況を発表した。一般職試験導入以降、女性の申込者割合は35.3%と6年連続で3割を超え、過去最高となった。

 国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)は、定型的な事務を職務とする係員の採用試験。試験区分は「行政」区分をはじめとした10の試験区分がある。申込者数は3万5,142人で、前年度に比べて856人減少した。女性の申込者数は1万2,391人で、前年度に比べて47人増加。女性の申込者割合は35.3%と6年連続で3割を超え、一般職試験が新設された平成24年度以降、最高となった。

 国家公務員採用専門職試験(大卒程度試験)は、特定の行政分野に係る専門的な知識を必要とする事務を行う職員の採用試験。皇宮護衛官・法務省専門職員・財務専門官・国税専門官・食品衛生監視員・労働基準監督官・航空管制官の計7種類の申込者数は3万17人で、前年度に比べて491人減少した。

 申込者のうち、女性の申込者数は1万348人で、前年度に比べて16人減少。女性の割合は34.5%と前年度に比べて0.5ポイント増加した。試験別にみると、法務省専門職員と国税専門官、労働基準監督官、航空管制官の申込者に占める女性の割合が過去最高となった。

 今後の試験日程について、一般職試験(大卒程度試験)は6月18日に第1次試験、7月12日に第1次試験の合格発表、7月19日~8月7日に第2次試験、8月23日に最終合格発表を行う。専門職試験(大卒程度試験)は6月11日に第1次試験、7月4日に第1次試験の合格発表(皇宮護衛官採用試験、食品衛生監視員採用試験は7月12日)に行う。
《工藤めぐみ》

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