本物の稽古と舞台を体験「キッズ伝統芸能体験」8/9応募締切

 東京都は、小中高生が一流の実演家から稽古を受けて舞台発表まで行う長期プログラム「キッズ伝統芸能体験」と、ユースプログラム「伝統芸能☆ミカタ計画」の募集を開始した。2017年度は東村山市でも実施する。8月9日締切り。

教育イベント 小学生
 東京都は、小中高生が一流の実演家から稽古を受けて舞台発表まで行う長期プログラム「キッズ伝統芸能体験」と、ユースプログラム「伝統芸能☆ミカタ計画」の募集を開始した。2017年度は東村山市でも実施する。8月9日締切り。

 募集を開始した2プログラムを含む「キッズ伝統芸能体験」事業は、東京都と東京都歴史文化財団、日本芸能実演家団体協議会が主催する事業。小学生から高校生の参加者は、一流の実演家から稽古を受け、その成果を宝生能楽堂や日本橋公会堂といった本格的な舞台で発表する。2017年度は10年目の開催となり、これまで2,700人以上の子どもたちが参加したという。

◆長期プログラム「キッズ伝統芸能体験

 稽古16回とリハーサル、発表会を行う全18回の長期プログラムでは、能楽は謡・仕舞と狂言の2コース、長唄は三味線と囃子の各2コース、三曲は筝曲と尺八の2コース、日本舞踊は女子と男子の2コースを実施。2017年度は三味線の1コースの稽古を東村山市立中央公民館で実施する。

 日程や稽古場はコースによって異なり、小学生から高校生まで受け付けるが、一部のコースは小学3年生からの募集となる。クラス分けは、参加者の学年を目安に事務局が実施する。長期プログラムでは、期間中親子体験日も設ける。各コースの稽古は10月以降順次開始され、平成30年3月には本物の舞台での発表会を行う。


◆ユースプログラム「伝統芸能☆ミカタ計画

 長期プログラムだけでなく、稽古10回とリハーサル、発表会を行う全12回のユースプログラム「伝統芸能☆ミカタ計画」も開催予定。コースは長唄(三味線)、 箏曲(おこと)、日本舞踊(男女混合)の3コース。対象は中学生と高校生。期間中は実技の稽古のほか、伝統芸能を多角的に学べる特別企画「おけいこ+α」も設ける。平成30年1月より稽古を開始する。

 参加費は、どちらのプログラムも15,000円(税込)。別途、教材費などおよそ1~2万円の実費負担がある。申込みは「キッズ伝統芸能体験」Webサイトの申込みフォームまたはFAXより受け付ける。締切りは8月9日受信分まで。応募者多数の場合は抽選となり、8月21日ころに結果通知が応募者全員に送られる。すべてのコースの開講式は9月24日。

 なお、「キッズ伝統芸能体験」では短期プログラムとして福生市で実施する「おけいこサマーキャンプ in 福生」の参加者も募集している。実施コースは箏または三味線。6回の稽古と、発表会を実施する。申込みは6月27日まで。詳細および申込み用紙は、福生市民会館Webサイトより入手できる。
《勝田綾》

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