パンダの赤ちゃん誕生、経済効果は約267億円…関西大

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シンシンの赤ちゃんに誕生に期待がかかる。そっと見守ってあげたい(画像はパンダのイメージ。シンシンではありません)
  • シンシンの赤ちゃんに誕生に期待がかかる。そっと見守ってあげたい(画像はパンダのイメージ。シンシンではありません)
  • 1970年度から2016年度の上野動物園の入園者数。計算の一部に利用した。
 妊娠兆候が続いているという、恩賜上野動物園(上野動物園)で暮らすメスのジャイアントパンダ「シンシン」。もし、シンシンに赤ちゃんが生まれたら、東京都内の経済効果は約267億4,736万円にのぼるという。関西大学名誉教授の宮本勝浩氏は6月7日、「上野動物園のパンダの赤ちゃん誕生の経済効果」と題した研究内で発表した。

 宮本氏は、「リーリー」と「シンシン」の間に赤ちゃんパンダが生まれるとする期待を受け、パンダの赤ちゃんが誕生したら1年間でどれだけの経済効果があるか、東京都の最新の「東京都産業連関表」(2016年度作成)を用いて計算した。

 計算は、上野動物園に直接パンダを見に来場する入園者が消費する額、たとえば入園料や飲食費、交通費やお土産・グッズ購入代などから算出する「直接効果」と、直接効果の原材料の売上増加金額から算出する「一次波及効果」、直接効果と一次波及効果に関連する企業などの関係者による消費活動の増加可能性を示す「二次波及効果」も計算基準に含んだ。

 調査の結果、上野動物園にパンダの赤ちゃんが生まれた時の東京都内の経済効果を「直接効果」と「経済効果(一次・二次波及)」から読み解くと、その総額は267億4,736万円に及ぶことがわかった。宮本氏によると、パンダの赤ちゃんによる経済効果は2013年の東北楽天ゴールデンイーグルス優勝の経済効果(約230億円)や、2016年の広島東洋カープ優勝の経済効果(約331億円)に匹敵する。

 宮本氏は「昔も今も“パンダの集客力”は非常に大きく、今回無事に赤ちゃんが誕生すれば大勢の人々が上野動物園を訪れるであろうと分析しています」とコメント。「プロ野球チームの大勢の有名選手全員で生み出された優勝の経済効果に匹敵するだけの効果を、小さなパンダの赤ちゃんが生み出すのは素晴らしいことである」と語っている。
《佐藤亜希》

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