お父さんよりお母さん、子どもの価値観は20年で変化…博報堂

生活・健康 小学生

 博報堂生活総合研究所は6月8日、「こども20年変化」調査結果の速報を発表。1997年からの10年ごとの調査から、豊かさの実感や幸福度が高く、母親への尊敬度合いが上昇新商品や流行への興味は低下しつつも興味のある情報への取得は積極的という姿が浮かびあがってきた。

 博報堂生活総合研究所は1997年から10年ごとに、小学4年生~中学生の子どもを対象に「子どもの生活に関する調査」を実施してきた。2017年は2月15日~3月21日の期間、首都圏40km圏内の800人を対象に実施。6月8日に発表された調査結果では、1997年と2007年に行われた同様の調査と比較し、変化が顕著であったポイントを中心にまとめている。

 自己認識については、1997年に77.6%・2007年に85.8%だった「自分は幸せな方だ」が91.4%に上昇。「自分は豊かな方だ」とする回答も、1997年の65.7%から82.0%に達しており、いずれも過去最高の割合となった。「遊びと勉強とではどちらの方が大事だと思うか」という質問では、初めて「勉強」が「遊び」を上回った。1997年に36.5%だった「勉強」は、2017年には58.1%へと増加し、価値観の変化がうかがえた。

 家族との関係を「尊敬する人」「友達のような人」「どうでもよい人」のいずれかにあてはめるという質問では、お母さんを「尊敬する人」とした回答の割合が過去最高に。1997年・2007年・2017年の3時点で、お母さんは54.8%から60.9%、今回の68.1%へと増加したが、お父さんはいずれも6割前後とほぼ横ばいで今回は61.5%だった。また、「自分の部屋にお父さんやお母さんが入っていくるのはいや」「家族に言っていない秘密がある」の割合が過去最低となっており、親子の関係・距離が近づいているのがわかる。

 友達の数(平均値)を具体的な数字で回答してもらったところ、1997年の50.7人から77.3人に増加。おこづかいをもらっている子どもは63.0%と1997年より15.9ポイント減となり、新商品への興味や流行への興味も過去最低へと低下した。一方、興味のある話は人に聞くより自分で調べる子どもが多く、「人に聞く方だ」36.8%に対し、「自分で調べる方だ」は63.3%と、1997年時の割合と逆転していた。

 また、今回のみ、インターネットを利用する際にどんな機器を利用するか質問。もっとも多かったのは「スマートフォン」56.4%、ついで「ゲーム機」36.4%、「パソコン」33.8%、「タブレット」31.6%となった。インターネットによって提供されている各種サービスの利用状況では、「検索サイト」86.6%が最多。そのほかは「動画共有サイト」80.5%、壁紙や待ち受け画面などの「画像配信」37.8%、「スマホでの音楽配信」31.6%などが多く、「オンラインショッピング」13.0%や「インターネットオークション」7.6%は少なかった。

 なお、「明るい」という自己認識や彼氏・彼女の有無、結婚などの将来観は、20年間でそれほど変わっていなかったという。調査の結果は博報堂生活総合研究所Webサイトにも公開されている。
《黄金崎綾乃》

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