河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は7月31日、小論文・総合問題対策に「2017年度大学別実施状況」を掲載した。各大学の一般入試で出題された小論文・総合問題の解答時間、出題パターンや内容、出典などをまとめている。 小論文・総合問題実施状況の一覧では、出題パターンを「標準タイプ」と「非標準タイプ」の2つに大別。さらに、標準タイプは、「課題文読解型I(見解論述のみ)」「課題文読解型II(要約説明あり)」「図表分析型」「テーマ型」の出題形式と、「医系」「自然科学系」「社会科学系」「人文系」「教育系」の出題内容を併せたいずれかの出題パターンに該当する問題として分類している。非標準タイプは、「英文問題」「理科論述型問題」「図版問題」「教科論述型問題」「その他」に分類した。 たとえば、京都大学(法学部・後期)では、課題文読解型I(社会科学系)「現代社会における技術の道徳的意義」が出題され、試験時間は150分。東京芸術大学(美術学部 先端芸術表現科・前期)では、課題文読解型II(人文系)「自分と友人の関係」を出題。試験時間は330分となっている。 慶應義塾大学(法学部 法律学科、政治学科)で2月16日に実施された論述力の試験では、課題文読解型I(社会科学系)「立憲主義と公私の区別」を出題。試験時間は90分だった。また、慶應義塾大学(商学部・B方式)で2月14日実施の論文テストでは、課題文読解型II(社会科学系)「専門と教養」と課題文読解型I(社会科学系)「共変関係と因果関係」が出題された。 Kei-Netの「小論文対策」では、2014年度から2017年度までの大学別実施状況のほか、小論文試験の基礎知識、2014年度から2017年度までの小論文・総合問題の出題概要一覧なども掲載されている。
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