文科省「高校生のための学びの基礎診断」まとめページを公開

 文部科学省のWebサイトでは、「高校生のための学びの基礎診断」についての議論の経過、実施方針などをまとめたWebページを公開している。制度のイメージや7月12日よりスタートした検討ワーキング・グループの情報なども確認できる。

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「高校生のための学びの基礎診断」制度のイメージ
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  • 文部科学省「高校生のための学びの基礎診断」
 文部科学省のWebサイトでは、「高校生のための学びの基礎診断」についての議論の経過、実施方針などをまとめたWebページを公開している。制度のイメージや7月12日よりスタートした検討ワーキング・グループの情報なども確認できる。

 Webサイトでは、議論の経過、実施方針、「高校生のための学びの基礎診断」検討ワーキンググループの3つについてまとめている。「議論の経過」には、平成28年3月31日に公表された高大接続システム改革会議「最終報告」や、随時公表されていた高大接続改革の接続状況を掲載。「実施方針」には、平成29年7月13日に発表された実施方針や制度のイメージの資料、7月13日に公示された「高大接続改革の進捗状況に関するパブリックコメント(意見公募手続き)の結果について」を記載。それぞれの項目をクリックすると、該当するWebページに誘導、またはPDF資料を閲覧できる仕組みとなっている。

「高校生のための学びの基礎診断」制度のイメージ
「高校生のための学びの基礎診断」制度のイメージ

 「高校生のための学びの基礎診断」制度のイメージによると、国は高等学校教育の質の確保・向上のため、高校生の基礎学力の定着に向けたPDCAサイクルを構築。高校は社会で自立するために必要な学力について、各学校が実情を踏まえて目標を設定し、教育課程を編成する。多様な測定ツールを活用しながら生徒の学習状況を多面的に評価、指導の工夫・充実を図る。

 また、一定の要件に即して民間の試験などを認定する仕組みを創設し、「学びの基礎診断」の仕組みを構築。構築と運用を通じて、示された基準・条件などを踏まえながら、民間において高校教育の充実に資する測定ツールの開発が進むことを期待するという。

 そのほか、平成29年度に実施する試行調査の結果や高校・教育委員会、民間事業者などの意見を考慮しつつ、「高校生のための学びの基礎診断」検討ワーキング・グループにおいて専門的な検討を行い、平成29年度中を目途に認定の基準などを策定。平成30年度中に認定制度の運用を開始することを目指す。

 Webサイトでは、「高校生のための学びの基礎診断」検討ワーキンググループの審議会情報へのリンクも貼られている。審議会情報のページでは、ワーキンググループの開催情報や議事要旨・議事録・配付資料を確認できる。
《黄金崎綾乃》

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