平成29年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)は4月18日、全国の小学6年生と中学3年生を対象に国語、算数・数学の学力および学習状況について質問紙調査を実施し、小学校1万9,770校と中学校1万80校の計2万9,850校が参加した。平成29年度は、学習状況調査内に中学校での部活動の状況をたずねる項目が新しく加わった。
◆部活動の時間、高正答率は「1時間~2時間」
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中学校の部活動の状況について、月曜日から金曜日まで、1日あたりどれくらい部活動をするか聞いたところ、「2時間以上、3時間より少ない」が43.3%と回答者の割合がもっとも高く、「1時間以上、2時間より少ない」29.0%、「まったくしない」11.7%、「3時間以上」11.4%、「30分以上、1時間より少ない」3.4%、「30分より少ない」1.0%が続いた。
部活動の時間別に平均正答率を比較してみると、1日あたり「1時間以上、2時間より少ない」時間、部活動をしている生徒の平均正答率は、すべての教科でもっとも高かった。一方、部活動を「まったくしない」生徒の平均正答率は、すべての教科でもっとも低かった。
◆生徒間の学び合い、積極的な生徒が好成績

学級の友達との間で話し合う活動を通じて自分の考えを深めたり、広げたりすることができていることができていると思うか
主体的・対話的で深い学びの視点による学習指導の改善について、学級の友達との間で話し合う活動を通じて自分の考えを深めたり、広げたりすることができていることができていると思うか聞いたところ、「そう思う」または「どちらかといえば、そう思う」と回答した児童生徒の割合は、平成26年度以降増加傾向が見られる。平成29年度は小学校が68.3%、中学校が64.8%と前年度に比べてほぼ横ばいだった。
また、自分の考えを深めたり、広げたりすることができていると回答した児童生徒の方が平均正答率が高い傾向にあった。