大学通信が運営する携帯サイト「教育進学総合研究所」は9月7日、卒業生1,000人以上の大学を対象とした「実就職率ランキング」を発表した。1位は「金沢工業大学」で、工学系大学や就職に有利な資格が取得できる学部がメインの大学が上位に入った。 教育進学総合研究所は、卒業生1,000人以上の大学を対象に、各大学発表による2017年の就職状況をもとに2017年春の実就職率と就職先を検証した。実就職率(%)は、就職者数÷(卒業者数-大学院進学者数)×100で算出。同率で順位が異なるのは、小数点2桁以下の差による。 実就職率ランキングは、1位「金沢工業大学」97.7%、2位「福井大学」97.4%、3位「日本福祉大学」97.1%、4位「愛知工業大学」97.1%、5位「大阪工業大学」96.9%。トップ5はすべて西日本の大学だった。2位の福井大学は、国立大学に限定すると9年連続でトップに輝いた。 また、8位の昭和女子大学は、卒業生1,000人以上の女子大学の中で7年連続して1位となった。昭和女子大学は大半が資格取得を主としない学部で構成されるが、教職員連携してのキャリア支援が高い就職力につながっている。また、卒業生が就職先で高評価を得ていることから、次も昭和女子大から採用するという好循環が生まれているという。 ランキングは、大学通信が運営する「キャンパスナビネットワーク」に今週の無料記事として掲載されている。携帯サイト「教育進学総合研究所」に会員登録(月額324円)すれば、すべての記事を閲覧できる。◆実就職率ランキング1位「金沢工業大学」97.7%2位「福井大学」97.4%3位「日本福祉大学」97.1%4位「愛知工業大学」97.1%5位「大阪工業大学」96.9%6位「芝浦工業大学」96.7%7位「国際医療福祉大学」96.2%8位「昭和女子大学」95.5%9位「九州工業大学」95.5%10位「東京都市大学」95.4%