教材プラットフォーム「Amazon Inspire」全教師に開放

 米Amazonは8月、2016年に公開した学校教育現場向け教材プラットフォーム「Amazon Inspire」を更新した。学校関係者や保護者なら、誰でも無料でテキスト、画像、動画などの教材を自由に共有できる。利用にはAmazonアカウントが必要。

教育ICT 先生
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  • Amazon Inspire内で「Japanese」と入力し、教材を検索した結果画面(2017年9月12日時点)
 米Amazonは8月、2016年に公開した学校教育現場向け教材プラットフォーム「Amazon Inspire」を更新した。これまで米国内の教師のみが利用できていたところ、Amazonアカウントを持つ者なら誰でも無料でテキスト、画像、動画などの授業教材を自由に共有できる。おもな利用対象は学校関係者や保護者。

 「Amazon Inspire」は、「K-12」と呼ばれる幼稚園児から高校生までに属する児童生徒向けの授業で利用可能な教材を検索したり、投稿や共有ができる無料サービス。共有されている教材は、ダウンロードして自身の授業に利用できる。

 ドキュメントファイルやテキストファイル、PowerPoint資料やjpeg、gifイメージのほか、mp4やwmvなどの動画ファイルなど、さまざまな形式のオリジナル教材をアップロード可能。教材はいずれも対応学年や教科ごとに分類されている。教材だけでなく、授業案やアクティビティに関する計画もアップロードできる。

 9月12日現在、日本語版には対応していないが、公開されている教材には「Japanese History and Society」「Japanese Religion and Spirituality」など、日本に関する教材も見受けられる。英語で何かを学ぶ教材の参考に、Amazon Inspire内を検索してみるとよいかもしれない。

 これまでAmazonは、Amazon Inspireベータ版をおもに米国内の教師に向けて公開しており、使い勝手や教材著作権の扱いについて検討を重ねてきた。8月の更新では、教材の著作権や利用規則について「FAQs page」を設け、詳細を明記した。
《佐藤亜希》

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