高校生物「重要用語」現行の4分の1へ厳選…日本学術会議

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 日本学術会議は9月28日、報告書「高等学校の生物教育における重要用語の選定について」を公表した。理科のほかの教科に比べて膨大な量とされる高等学校「生物」の重要用語を見直し、最重要語254語、重要語258語、計512語を学習してほしい用語として選定している。

<表:最重要用語、重要用語リスト>

 現行の主要教科書出版社が出版する高等学校「生物」の教科書では、のべ2,000を超える用語が重要であるとされている。これは、理科のほかの教科に比べて非常に多く、生物学が暗記を求める学問であるという誤解を生んでいる。また、生物科学や生命科学の方面に進むことを志望していながら、知識を詰め込む科目という認識から、生物学を敬遠して生物系学部・学科や医学部でも生物学を十分に学んでいない学生が入学してくることも珍しくないという。

 現在、学習指導要領の新たな改定時期を迎え、中央教育審議会の答申でも重要用語を中心に整理することが求められている。そこで、現行の高等学校生物の教科書の調査、インターネットを駆使した頻度分析、1998年に編纂された「生物教育用語集」の理念を踏襲した選定作業を行い、高等学校の生物教育で学習すべき最重要語254語、重要語258語、計512語のリストを作成した。

 報告書は「重要語リストに選定しなかった用語を、教科書で使わないとか、高等学校の生物教育の現場で教えないことを求めるものでは決してない。重要語として教科書中ゴシックで扱われる語を減らそうというのが小委員会としての提案」と明言。日本学術会議が報告として開示することで、今後の高等学校の生物教育における用語使用の指針としたいとしている。
《外岡紘代》

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