福岡県教育委員会は10月19日、平成30年度(2018年度)福岡県立高等学校入学者選抜要項とパンフレット「県立高校をめざすみなさんへ」をWebサイトに掲載した。すべての教科で学力検査時間を5分ずつ延長する。 選抜日程について、推薦入試は、志願書類の提出が平成30年1月29日~2月2日、面接期日が2月6日および2月7日のうち志願先高校長が指定する日、一部の学科・コースによる作文・実技試験の期日が2月6日および2月7日のうち志願先高校長が指定する日、選考結果の通知が2月13日。一般入試は、志願書類の提出が平成30年2月13日~2月20日、志願先の変更が2月21日~2月26日、学力検査が3月7日、合格発表が3月15日。 前年度(2017年度)からのおもな変更点は、学力検査時間の延長や、学力検査の加重強化の変更・廃止、出願可能な地域の追加、一部県外生徒の志願が可能な学校の追加など。 学力検査は、思考力、判断力、表現力などを問う問題および言語活動を重視した問題をより一層充実させることとし、検査時間を変更する。国語、数学、社会、理科は45分の検査時間を50分に、外国語(英語)はリスニングテストを含む検査時間を50分から55分に延長する。なお、外国語(英語)の検査時間については、リスニングテストを10分から15分とし、筆記テストは現状どおり40分として実施する。 学力検査の加重強化の変更・廃止について、筑紫丘(理数科)と明善(理数科)、嘉穂(理数科)の3校で学力検査における加重教科を変更し、学力検査における追加問題を廃止する。山門(普通科理数コース)と若松商業(総合ビジネス科、ビジネス情報科)で特定教科の加重を廃止する。 また、インフルエンザの罹患など真にやむを得ない理由により、当日に受検できない場合は追選抜を受検することができるようになる。そのほかのおもな変更点は選抜要項に記載されている。 パンフレット「県立高校をめざすみなさんへ」では、県立高校入試のながれや、高校入試Q&A、94校の学校案内などを紹介している。