「大学入学共通テスト」プレテスト資料公開…自己採点参考動画とワークシート

 大学入学共通テスト導入に向けた試行調査(プレテスト)が11月13日より実施される。大学入試センターは10月31日、記述式問題の自己採点の参考動画とワークシートを公開。記述式問題の自己採点について、手順の参考となるものを示してほしいという声を受け用意された。

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 大学入学共通テスト導入に向けた試行調査(プレテスト)が11月13日より実施される。大学入試センターは10月31日、記述式問題の自己採点の参考動画とワークシートを公開。記述式問題の自己採点について、手順の参考となるものを示してほしいという声を受け用意された。

 大学入学共通テスト導入に向けた試行調査(プレテスト)は、全国約1,900校の高等学校および中等教育学校を対象に、11月13日~24日の日程で実施される。参考動画とワークシートが公開されたのは、記述式問題が出題される国語と数学I・数学A。動画は試行調査(プレテスト)を受ける高校生たちに向けたもので、視聴時間は国語が18分44秒、数学I・数学Aが17分23秒。

 動画では、大学入学共通テストとはどのようなテストか、解答用紙のイメージ、試行調査(プレテスト)を受けるうえでの注意点、自己採点のポイントなどを解説。ワークシートには、正答例と正答の条件を掲載している。大学入試センターでは、動画を視聴する際、ダウンロードしたワークシートと見比べながら視聴するよう勧めている。

 自己採点では正答の条件を満たしているか確認して、自分の答えがどの解答類型にあてはまるかを判断。たとえば、ワークシートで示された国語の問題では、文字数や盛り込むべきキーワードなどで、3つの正答の条件を提示。プレテストを受ける高校生は、自身の解答が3つのうちどの条件を満たしているかを判断して、対応する記号を記入する。条件に合致しているのかわからない場合は「採点不能」、自分の解答を覚えていないなどで自己採点ができない場合は「自分の解答 不明」にチェックを入れる。

 試行調査(プレテスト)では、国語と数学I・数学Aの記述式問題として、それぞれ小問3問が出題される。解答時間はマーク式も含めて、国語が100分、数学I・数学Aが70分。問題内容は、全体の正答率などの速報値とともに12月上旬に公表される予定。
《黄金崎綾乃》

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