イー・エフ・エデュケーション・ジャパンは、英語能力ランキング「EF EPI 2017」を発表した。日本は80か国中37位と前年(2016年)より順位を2位落とした。世界ランキングはオランダが1位、アジアではシンガポールが1位だった。 EF EPIは、英語能力指数を作成し、世界中の成人の英語能力を測定したもの。第7回となる2017年の指標では、2016年にEF英語標準テスト(EF SET)を受けた100万人を超える受験者のデータに基づき、80の国と地域の英語能力をランク付けしている。 世界ランキングは、1位「オランダ」、2位「スウェーデン」、3位「デンマーク」、4位「ノルウェー」、5位「シンガポール」。日本は37位で、2011年の第1回から毎年順位を落とし続けている。 地域別にみると、アジアでは、1位「シンガポール」、2位「マレーシア」、3位「フィリピン」、4位「インド」、5位「香港」、6位「韓国」、7位「ベトナム」、8位「中国」、9位「日本」、10位「インドネシア」。アジアの成人の英語能力平均は、ヨーロッパに続く世界第2位だが、アジアはほかのどの地域よりも英語能力の格差が大きいという。 このほか、Webサイトでは、中高生や大学生、専門学校生など学生の英語能力を調査した「学校向けEF英語能力指数(EF EPI-s)」も掲載されている。◆「EF EPI 2017」上位10か国1位 オランダ2位 スウェーデン3位 デンマーク4位 ノルウェー5位 シンガポール6位 フィンランド7位 ルクセンブルク8位 南アフリカ9位 ドイツ10位 オーストリア◆アジアにおける上位10か国1位 シンガポール2位 マレーシア3位 フィリピン4位 インド5位 香港6位 韓国7位 ベトナム8位 中国9位 日本10位 インドネシア