下水道広報プラットフォームによると、日本のマンホールのふたは全国各地でデザインが違うご当地ものだという。デザイン性あふれるマンホールのふたをコレクションできるよう「マンホールカード」が作成され、全国のさまざまな施設で配布されている。
お守りはマンホールカード、配布団体を紹介
受験生に向け、国土交通省は、Webサイトでマンホールカードを受験生向けのお守りとして配布する団体を紹介している。
たとえば群馬県富岡市は、マンホールのふたは丸くなっているので「(試験に)落ちない」、表面が凸凹していて「すべらない」として、マンホールカード&缶バッチをプレゼント。このお守りは一之宮貫前神社で祈祷を行っており、「思いをつら『ぬき』、『さき』(まえ)へ出る」という験担ぎも込められている。配布場所は世界遺産の富岡製糸場内の北売店、配布期間は平成29年12月18日から。なお、受取りの際は、見学料を支払い富岡製糸場に入場する必要がある。
富岡市のほか、マンホールカードを配布しているのは群馬県館林市や岐阜県郡上市、愛知県の「メタウォーター下水道科学館あいち」、鳥取県江府町、広島県竹原市、山口県下松市。
国土交通省では、なくなり次第終了となるところもあるため、配布場所を尋ねる前に問合せ先に連絡するよう勧めている。また、参考として、栃木県の史跡足利学校のマンホールも紹介。松葉のデザインに隠されている漢数字の「五」を見つけて、指でなぞると「五を書く(合格)」となり、合格への願いを込めることができる。頑張る受験生を「マンホール」で応援してはいかがだろうか。