英語成績提供システム、英検・TOEICなど7団体10テスト応募

 大学入試センターは平成29年12月26日、大学入試英語成績提供システムへの参加申込み状況を発表した。11月24日から12月20日まで受け付けたところ、日本英語検定協会やベネッセコーポレーションなど、7団体から応募があった。

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 大学入試センターは平成29年12月26日、大学入試英語成績提供システムへの参加申込み状況を発表した。11月24日から12月20日まで受け付けたところ、日本英語検定協会やベネッセコーポレーションなど、7団体から応募があった。

 平成29年7月に文部科学省が公表した「大学入学共通テスト実施方針」では、高等学校学習指導要領における英語教育の抜本的な改革のため、大学入学者選抜においても英語4技能「聞く」「読む」「話す」「書く」を適切に評価するため、民間の英語資格・検定試験を活用することが決定された。資格・検定試験の推進する仕組みとして、大学入試センターは「大学入試英語成績提供システム(成績提供システム)」を構築する。大学入試センター内に一元的に受検生の資格・検定試験の成績を集約し、要請のあった大学に提供することで、受検生の出願手続きの簡素化や大学の業務負担を軽減するねらい。

 大学入試センターがこの成績提供システムへの参加を受け付けた結果、7団体10資格・検定試験から参加申込みがあった。実施主体者と資格・検定試験名はそれぞれ、Cambridge Assessment English(ケンブリッジ大学英語検定機構)の「ケンブリッジ英語検定」と「リンガスキル Linguaskill」、Educational Testing Serviceの「TOEFL iBTテスト」、IDP:IELTS Australiaの「International English Language Testing System(IELTS)」、国際ビジネスコミュニケーション協会の「TOEIC Listening & Reading Test」および「TOEIC Speaking & Writing Tests」、ベネッセコーポレーションの「GTEC」、日本英語検定協会の「Test of English for Academic Purposes(TEAP)」と「Test of English for Academic Purposes Computer Based Test(TEAP CBT)」および「実用英語技能検定(英検)」、ブリティッシュ・カウンシルの「International English Language Testing System(IELTS)」。

 大学入試センターは今後、2018年3月末を目安に、それぞれの資格・検定試験が参加要件を満たしているかを確認し、結果を公表する予定としている。
《佐藤亜希》

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