神奈川県教育委員会は平成30年1月7日、平成31年度の設置を予定する横浜国際高等学校国際科の国際バカロレアコース(仮称)を紹介するリーフレットを作成した。国際バカロレア教育やカリキュラムについてまとめ、神奈川県Webサイトに掲載している。 神奈川県は「県立高校改革実施計画(I期)」にて、県立横浜国際高校を「国際バカロレア認定推進校」に指定し、国際的に認められている大学入学資格である「国際バカロレア(IB)ディプロマ資格」が取得可能な学校となることを目指している。 平成31年度にはIBディプロマ資格付与を目的としたディプロマ・プログラム(DP)を実施する国際バカロレアコース(仮称)設置を予定しており、リーフレットにはコースの設置形態や予定されるカリキュラム、入学者選抜の概要、IBの理念を簡潔にまとめ紹介している。 リーフレットによると、国際科国際バカロレアコース(仮称)の規模は各年次25名程度の計75名を予定。入学者選抜では一般募集は定員20名程度、特別募集(海外帰国生徒)は定員5名程度となり、ともに公立高等学校入学者選抜選考基準にもとづいて選考される。同コース志願者は、それ以外の国際科本体を第2志望として志願することができる。国際科本体とはカリキュラムが異なるため、入学後に途中からのコース変更はできない。 神奈川県では、国際バカロレアコース(仮称)の取組みの成果を横浜国際高校全体で共有するとともに、県立高校・県立中等教育学校全体に発信・普及させる方針。リーフレット「県立高校がめざすグローバル教育」は、神奈川県Webサイトに掲載されている。