H28年度、公立中学校の職場体験実施率は98.1%

 国立教育政策研究所は平成30年1月31日、全国の国公私立中学校・高等学校の職場体験・インターンシップ実施状況を公表した。職場体験を実施している公立中学校は98.1%、静岡県や愛知県、仙台市、川崎市など10県11政令指定都市では実施率が100%だった。

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 国立教育政策研究所は平成30年1月31日、全国の国公私立中学校・高等学校の職場体験・インターンシップ実施状況を公表した。職場体験を実施している公立中学校は98.1%、静岡県や愛知県、仙台市、川崎市など10県11政令指定都市では実施率が100%だった。

 国立教育政策研究所は、職場体験・インターンシップの全国的な実施状況の推移を把握するため、学年別・期間別・学科別の実施状況や教育課程への位置付けの状況などについて、毎年実態調査を行っている。対象は、全国の国公私立中学校および高等学校(全日制・定時制・通信制)で、平成28年度の実施状況を平成30年1月現在で取りまとめた。

 公立中学校における職場体験は、9,472校中9,294校と98.1%が実施。国立・私立中学校の実施率を見ると、国立は昨年度比4.0ポイント増の64.0%、私立は昨年度比0.9ポイント減の30.4%だった。

 職場体験を実施している主たる学年の実施期間は、減少が続いていた「5日」が12.6%と、前年度より0.1ポイント上昇した。事前指導にかける時間は、「6~10時間」46.1%が最多。事後指導にかける時間は「1~5時間」56.0%がもっとも多かった。

 教育課程などへの位置付けは、「総合的な学習の時間で実施」77.7%、「特別活動での実施」8.2%、「総合的な学習の時間で実施し、特別活動の学校行事としても読み換えている」7.9%であった。

 公立中学校における都道府県・政令指定都市別の実施率は、茨城県、富山県、石川県、静岡県、愛知県、滋賀県、兵庫県、岡山県、徳島県、佐賀県、仙台市、川崎市、相模原市、静岡市、浜松市、京都市、神戸市、岡山市、北九州市、福岡市、熊本市の10県11政令指定都市で100%だった。このうち、5日以上の職場体験が域内全校で行われているのは、滋賀県、兵庫県、神戸市の2県1政令指定都市。

 公立高等学校(全日制・定時制)におけるインターンシップの実施率は、前年度比1.9ポイント増の83.7%。職業に関する学科(全日制・定時制)全体の実施率は88.1%であった。体験日数は「2~3日」50.6%が最多。

 学科別でカウントした教育課程などへの位置付けは、「現場実習等教科・科目の中で実施」14.0%、「『学校外における学修』として実施」10.8%、「総合的な学習の時間で実施」9.5%など、さまざま。なお、「教育課程には位置付けずに実施」は49.2%であった。

 公立高等学校(全日制・定時制・通信制)における事前指導にかける時間は「1~5時間」68.3%、事後指導にかける時間も「1~5時間」69.0%が最多であった。事前指導の内容で重視しているものとして、「インターンシップの目的を設定・確認させる指導」「マナー指導(礼儀作法や挨拶の方法、電話のかけ方の指導など)」が多くあがった。事後指導では、「報告書やレポート作成などインターンシップを評価させる指導」が重視されていた。

 公立高等学校(全日制)の実施率を学科別に見ると、全体で86.9%、普通科は84.4%、職業に関する学科は95.6%だった。国公私立高等学校(全日制・定時制・通信制)における実施率は、国立21.1%、公立82.7%、私立46.0%。

 公立高等学校(全日制・定時制)における都道府県・政令指定都市別の実施率は、福井県、千葉市、横浜市、新潟市、堺市、岡山市、北九州市、福岡市、熊本市の1県8政令指定都市で100%だった。
《外岡紘代》

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