【大学受験2018】東大入試を振り返る、女子に未だ「20%の壁」

 SAPIX YOZEMI GROUPのWebサイト「東大研究室」は2018年3月26日、「2018東大入試状況」を掲載した。2018年度東京大学入試について、前期日程や推薦入試の出願状況、合格最低点、合格者の男女割合などをまとめている。

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東大研究室の「2018東大入試状況」
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 SAPIX YOZEMI GROUPのWebサイト「東大研究室」は2018年3月26日、「2018東大入試状況」を掲載した。2018年度東京大学入試について、前期日程や推薦入試の出願状況、合格最低点、合格者の男女割合などをまとめている。

 2018年度の東京大学の志願者数は、前期日程の合計が前年度比141人増で、直近の6年間(2013年以降)では最多の9,675人となった。科類別では、文科三類と理科三類が前年度より志願者が減少、ほかの4科類は志願者増となった。

 大学から公表された合格者成績によると、各年度のセンター試験の難易度に変化はあるものの、長期的には第1段階選抜の合格最低点は下降傾向にあり、特に文科一類と理科三類にその傾向がみられるという。ただし、2017年度と2018年度は全6科類で第1段階選抜が実施され、2018年度は面接復活の理科三類を除いて各類の合格最低点が上昇している。

 後期募集が廃止され、2016年度から実施されている推薦入試は、募集人員100人程度に対し、2018年度の志願者数は全学部・学科の合計で179人。2016年度と2017年度の173人からやや増えたものの、志願倍率は2016~2018年度の3回とも2倍を切る状況となっている。

 推薦入試に出願した高校数は155校。このうち、学校として初めて出願したのは65校。過去3回の入試には、全国延べ321校から出願があり、このうち33校が1年目から3回連続で出願している。

 推薦入試の最終合格者数は69人。学部・学科で状況が異なり、この3年の合格率では農学部と薬学部の高さが目立つのに対し、志願倍率が高い教養学部は低い傾向にある。

 合格者に占める女子の割合は、全科類の総計で前年度より1ポイント低下し、2018年度は18.8%。女子学生向けに家賃を補助する住まい支援制度導入など、大学でも女子学生の増加を目指しているが、依然として「20%の壁」が存在しているという。

 合格者の現役生と浪人生の割合は、2009年度以降で大幅な変動はなく、おおむね現役2対浪人1。科類別では、文理の最難関である理科三類と文科一類の現役割合が高くなっている。

 合格者の出身地割合では、東京・関東出身者の割合が2010~2015年度に増加し、2016~2017年度に漸減したあと、2018年度は59.7%と再び増加に転じている。
《奥山直美》

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