【自由研究】備長炭電池でモーターをまわそう(小学生向け)

 毎年夏休みに小中学生の宿題に出される「自由研究」は、普段はなかなか時間をかけて取り組むことが難しい研究や実験に挑戦できるチャンス。化学、物理、地学、生物…さまざまな分野から、おすすめのテーマをご紹介する。

教育・受験 小学生
【自由研究・実験】備長炭電池でモーターをまわそう(小学生向け)
  • 【自由研究・実験】備長炭電池でモーターをまわそう(小学生向け)
  • 用意するもの
  • 実験 手順1
  • 実験 手順2
  • 実験 手順3
  • 実験でサイエンス
  • チャレンジ
  • ヒント
 毎年夏休みに小中学生の宿題に出される「自由研究」は、普段はなかなか時間をかけて取り組むことが難しい研究や実験に挑戦できるチャンス。化学、物理、地学、生物…さまざまな分野から、おすすめのテーマをご紹介する。

 ここでは、身の回りにあるものを使って備長炭電池を作り「モーターを回す」実験方法をご紹介。自由研究テーマ選定の参考にしていただきたい。

自由研究:中学生向け 小学生向け

備長炭電池でモーターをまわそう


テーマ【発電(6年生)】 実験


対象学年:3~6年生 むずかしさ:★★ 所要時間:2時間



 身のまわりにあるキッチンペーパーやアルミはくを使って、備長炭電池をつくり、モーターをまわしてみよう!

用意するもの


備長炭 アルミはく 塩水 キッチンペーパー モーター


実験のやりかた




塩水にひたしたキッチンペーパーを備長炭にまく。一方の先が少し出るようにし、もう一方は炭がかくれるように、しっかりおおう。
※空気が入らないように、手でさすってぴったりまこう。


キッチンペーパーの白い部分が少し出るように1の上にアルミはくをまく。アルミはくが、備長炭にふれないようにまこう。


アルミはくの上と備長炭の上で導線をおさえるとモーターがまわる。



ためしてみよう!



チャレンジ
備長炭を小さくしてみよう。どこまで小さくしてモーターをまわせるかな?



実験でサイエンス



 10分以上モーターをまわしてからアルミはくを光にすかして見ると、アルミはくに穴があいていることがわかります。アルミはくが変化するときに電気が流れたのです。

 乾電池も備長炭電池とつくりが似ています。乾電池も使うと亜鉛がぼろぼろになっていきます。



発表のためのまとめ



備長炭の大きさによってちがいがあるのか、実際にみんなの前でモーターをまわしながら発表しよう。

おうちの方かたへ:アルミ缶にもエネルギーがたくわえられているので、捨てないでリサイクルしましょう。

小学生の夏休み自由研究ブック

発行:永岡書店

<著者プロフィール:NPO法人 ガリレオ工房>
教師を中心にジャーナリスト、研究者、学生などで構成する科学実験の研究・開発グループ。そのユニークで独創的なアイデアや方法は、各界で高い評価を受けている。雑誌・新聞などでの発表のほか、テレビの科学番組にも企画協力している。また、全国各地での実験教室やサイエンスショーも手がけている。2002年に吉川英治文化賞受賞。同年NPO法人として認可される。

《リセマム》

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