ここでは、「レプリカ」の作り方をご紹介。自由研究テーマ選定の参考にしていただきたい。
宝物のレプリカをつくろう
【化石(6年生)】 工作
対象学年:3~6年生 むずかしさ:★★ 所要時間:1日
ひとつしかない大切な宝物。その宝物をもうひとつふやしてみよう!
用意するもの

石こう(またはセメント・モルタル)の粉末 紙コップ わりばし スプーン 油ねん土 型をとりたいもの 水
※石こう(またはセメント・モルタル)の粉末はホームセンターで買える。

レプリカのつくりかた

油ねん土にレプリカをつくりたいものをおしつけて型をとる。

石こうの粉を紙コップにスプーン1~2杯とる(ここでは白色モルタルを使用)。


わりばしを持ち上げて、ツノができるくらいまで水を少しずつ増やしながら混ぜる。


型に流しこみ、わりばしですきまがなくなるように、まんべんなく広げる。

一晩おいてかわかす。

ねん土をまげて、おし出す。

これでレプリカの完成!色をつけてもいいね。

ためしてみよう!
チャレンジ1
手形や足形をとってみよう。
チャレンジ2
表と裏の両面の型をとって、できたものをはり合わせると、完全な立体がつくれるよ。
工作でサイエンス
石こうの粉が水と混ざり、時間をかけて新しい物質に変わることで、固まります。レプリカづくりは化石の専門家の間でよく行われる方法です。
発表のしかた
本物とレプリカを並べて、箱に入れて見せよう。つくりかたをもぞう紙にまとめてもいいね。
発行:永岡書店
<著者プロフィール:NPO法人 ガリレオ工房>
教師を中心にジャーナリスト、研究者、学生などで構成する科学実験の研究・開発グループ。そのユニークで独創的なアイデアや方法は、各界で高い評価を受けている。雑誌・新聞などでの発表のほか、テレビの科学番組にも企画協力している。また、全国各地での実験教室やサイエンスショーも手がけている。2002年に吉川英治文化賞受賞。同年NPO法人として認可される。