国立大学の統合、文科省が検討状況を公表…静岡大と浜松医科大など

 文部科学省は平成30年10月24日、一法人複数大学制度によって統合を検討している国立大学の検討状況を公表した。静岡大学と浜松医科大学、岐阜大学と名古屋大学など4例が統合に向けて検討を続けており、各国立大学法人が掲げる基本設計や将来ビジョンなどが明かされた。

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統合に向けた各国立大学法人における検討状況
  • 統合に向けた各国立大学法人における検討状況
  • 統合に向けた各国立大学法人における検討状況(岐阜大学・名古屋大学)
  • 統合に向けた各国立大学法人における検討状況(静岡大学・浜松医科大学)
  • 統合に向けた各国立大学法人における検討状況(小樽商科大学・帯広畜産大学・北見工業大学)
  • 統合に向けた各国立大学法人における検討状況(奈良教育大学・奈良女子大学)
 文部科学省は平成30年10月24日、一法人複数大学制度によって統合を検討している国立大学の検討状況を公表した。静岡大学と浜松医科大学、岐阜大学と名古屋大学など4例が統合に向けて検討を続けており、各国立大学法人が掲げる基本設計や将来ビジョンなどが明かされた。

 統合に向けた各国立大学法人の検討状況は、10月24日開催の第3回「国立大学の一法人複数大学制度等に関する調査検討会議」において概要が示された。

 国立大学の一法人複数大学制度に関しては、2018年6月に中央教育審議会大学分科会将来構想部会が取りまとめた「今後の高等教育の将来像の提示に向けた中間まとめ」などに明記。複数の大学で人的・物的リソースを効果的に共有できるよう、一法人一大学となっている国立大学の在り方を見直す意義や必要性などが提言されている。

 現在、統合に向けた検討を公表している国立大学法人は、岐阜大学と名古屋大学、静岡大学と浜松医科大学、小樽商科大学・帯広畜産大学・北見工業大学、奈良教育大学と奈良女子大学の4例。

 このうち、岐阜大学と名古屋大学は、一法人複数大学の国立大学法人東海国立大学機構(仮称)の平成32年度設立を計画している。これまでの連携実績を生かしながら、リソース共有による財政基盤や教育力・研究力を強化。新しい大学モデルとNext Societyの実現を目指していく。

 静岡大学と浜松医科大学は、地域の中核拠点としての機能強化による新たな大学の再編案を提案。静岡大学静岡キャンパスを中心とする大学(静岡市)、静岡大学浜松キャンパスと浜松医科大学を中心とする大学(浜松市)を設置し、地域活性化や国際競争力強化を促進する。

 北海道内の小樽商科大学、帯広畜産大学、北見工業大学の3大学は、平成34年4月に経営統合して国立大学法人北海道連合大学機構(仮称)を設立。商・農・工を担う3大学の教育研究機能や経営機能を強化し、北海道経済・産業の発展に貢献する。

 奈良教育大学と奈良女子大学は、奈良先端科学技術大学院大学や奈良工業高等専門学校の協力も得ながら、奈良の高等教育統合化による教育研究の学問の府(奈良カレッジズ)を構築。学問の府の核として、一法人二大学化となる国立大学法人奈良(仮称)の平成34年度設立を目指している。
《奥山直美》

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