【大学受験2021】東京理科大、全学部で「共通テスト」利用

 東京理科大学は2018年12月19日、2021年度入学者選抜の実施方針を発表した。一般選抜は、A・B・C・グローバル方式の4つの制度とし、A方式では全学部で「大学入学共通テスト」を利用、グローバル方式では英語外部試験を活用する。

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東京理科大学「2021年度入学者選抜(一般選抜等)について」
  • 東京理科大学「2021年度入学者選抜(一般選抜等)について」
  • A方式入学試験の教科と出題科目(一部)
 東京理科大学は2018年12月19日、2021年度入学者選抜の実施方針を発表した。一般選抜は、A・B・C・グローバル方式の4つの制度とし、A方式では全学部で「大学入学共通テスト」を利用、グローバル方式では英語外部試験を活用する。

 大学入試センター試験は2020年1月の実施を最後に廃止され、2021年1月に「大学入学共通テスト」が始まる。文部科学省が2017年7月に公表した「大学入学共通テスト実施方針」では、高等学校学習指導要領における英語教育の抜本的改革を踏まえ、大学入学者選抜においても、「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を適切に評価するため、一定の評価が定着している民間試験を活用することとされた。

 東京理科大学の一般選抜の方式は、従来どおり「A方式」「B方式」「C方式」「グローバル方式」の4つの制度とする。A方式は「大学入学共通テスト」を利用した制度。B方式は東京理科大学独自の入学試験を行う。C方式は「大学入学共通テスト」と独自の入学試験を併用する。グローバル方式は英語の資格・検定試験を出願資格とし、独自の入学試験を行う。A方式とB方式は全学部で実施、C方式とグローバル方式は理学部第二部を除く全学部で実施する。

 なお、「大学入学共通テスト」を利用するA方式とC方式では、「大学入学共通テスト」の記述式問題も評価の対象とする。グローバル方式で活用する英語外部試験は、各資格・検定試験の種類、資格・検定試験ごとの出願資格となるスコア・級、加点する得点などは決まり次第、公表予定。これまで所定のスコアを満たした場合に出願資格としていたTEAP2技能、TOEIC2技能については、出願資格の対象とならない。

 経営学部経営学科は、一般選抜(A方式・B方式)の試験科目を変更する。入学後に勉学を行っていくうえで、数学の知識が必要不可欠であることから、今般「数学」を必須化する。

 配点などの詳細は、大学入試センターが2021年度大学入学共通テストの出題教科や科目、時間、配点などを決定した後に改めて公表するという。
《工藤めぐみ》

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