医学部不正入試、各大学の対応状況(第三報)を公表

 文部科学省は2019年1月4日、「医学部医学科の入学者選抜における不適切な事案の自主的公表を受けた今後の対応状況等について」第三報を公開。日本大学などが、文部科学省の「募集人員減への臨時的な措置」を活用し、平成31年度募集人員を維持する方針を示した。

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文部科学省「医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査について」
  • 文部科学省「医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査について」
  • 「医学部医学科の入学者選抜における不適切な事案の自主的公表を受けた今後の対応状況等について」第三報
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  • 「医学部医学科の入学者選抜における不適切な事案の自主的公表を受けた今後の対応状況等について」第三報
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 文部科学省は2019年1月4日、「医学部医学科の入学者選抜における不適切な事案の自主的公表を受けた今後の対応状況等について」第三報を公開。日本大学などが、文部科学省の「募集人員減への臨時的な措置」を活用し、平成31年度募集人員を維持する方針を示した。

 文部科学省は東京医科における不正入試問題を受け、2018年8月より緊急調査を実施。12月14日に「医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査」最終まとめを公表している。また、2018年12月には「医学部医学科の入学者選抜における不適切な事案の自主的公表を受けた今後の対応状況等について」を公表。神戸大学、岩手医科大学、順天堂大学、昭和大学、東京医科大学、日本大学、北里大学、金沢医科大学、福岡大学の9大学について、相談窓口の開設、第三者委員会等による調査検証などの対応状況がまとめられている。

 今後の対応方針については、各大学からの進捗報告が得られ次第、順次更新予定。1月4日に公開された第三報では、神戸大学や東京医科大学、日本大学などの不利益を被った受験者の救済方針、平成31年度(2019年度)入学者選抜の実施方針の策定についての情報を確認できる。

 東京医科大学では、不利益を被った受験生については、対象となる受験生に意向確認調査を行い、入学意向を示した49人のうち44人を再判定のうえ追加合格としている。平成31年度入試における一般入試の募集人員は75人から34人に、センター試験利用入試の募集人員は15人から12人に変更。入試方法の変更として、性別・年齢などの属性による得点調整を廃止し、適性検査を廃止する。

 日本大学は、不利益を被った受験生12人が入学を希望する場合は平成31年度4月入学者として受け入れる方針。平成31年度入学募集人員については、文部科学省の「募集人員減への臨時的な措置」を活用し、一般入学試験(A方式)の募集人員を92人で維持するという。また、入試方法の変更として、医学部内において入試プロセスを明確化し、追加合格者の決定基準を作成。追加合格の順位を決定するとともに、追加合格候補者に順位を通知する。

 文部科学省の「募集人員減への臨時的な措置」とは、不適切な事案を認めた各大学について、追加合格による募集人員の減員を緩和することを臨時的に認めるというもの。平成31年度の入学定員超過分については、平成32年度以降の入学定員を5年間を上限に臨時的に減員して解消する。平成31年度入試において当初の募集人員から減らされた場合に生じる受験生への影響を考慮するとともに、中長期的に医師の需要に影響を与えないよう講じられる。

 日本大学のほか、岩手医科大学、順天堂大学、昭和大学、北里大学、金沢歯科大学がこの措置を活用し、平成31年度募集人員を維持する考え。最新の状況については、各大学の相談窓口などに問い合わせること。
《黄金崎綾乃》

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