大阪府、はしか・風しんに注意喚起…はしか報告は前年の7倍以上

 大阪府は2019年4月4日、麻しん(はしか)・風しんの最新情報として、第13週の患者報告数を公表。前週までの累計と比べて、麻しんは12人増加、風しんは4人増加。大阪府では麻しん・風しんの報告数が急増しており、府民に注意を呼びかけている。

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 大阪府は2019年4月4日、麻しん(はしか)・風しんの最新情報として、第13週の患者報告数を公表。前週までの累計と比べて、麻しんは12人増加、風しんは4人増加。大阪府では麻しん・風しんの報告数が急増しており、府民に注意を呼びかけている。

 大阪府によると、府内で麻しん(はしか)の報告数が急増。2018年の麻しん(はしか)の累積報告数は全国282人、大阪府15人だったが、2019年は3月24日の時点で昨年1年間の報告数の7倍以上だという。

 2019年第13週(3月25日~31日)の大阪府の患者報告数は、麻しんが累計128人、風しんが累計96人。麻しんは第7週に前週より35人増、第8週に15人増と大きく増加し、第9週以降も増加が続いていた。風しんも第7週に7人増、第8週に14人増となり、麻しんと同様、増加傾向となっている。

 大阪府は、Webサイトの「重要なお知らせ」にて、麻しん・風しんの感染に注意するよう呼びかけている。いずれも予防にはワクチン接種が有効。発熱や発疹など、麻しん、もしくは風しんの症状が疑われる場合は、必ず事前に医療機関へ連絡し、医療機関の指示に従って速やかに受診する。

 なお、近年では、海外旅行から帰国して麻しんを発症した人を発端とした集団感染が起こっている。潜伏期間が1~2週間あるため、帰国後発症することがあるという。麻しんの罹患歴や予防接種歴が明らかでなければ、予防接種を検討することを勧めている。
《黄金崎綾乃》

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