子ども見守り「みもり」、車連れ去りに備える新機能を追加

 ドリームエリアは2019年4月24日、児童見守りサービス「みもり」において、車での連れ去り発見など万が一に備える「乗り物移動通知」、音声を再生したくないエリアが設定できる「学校モード」の2機能を新たに提供開始したと発表した。

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 ドリームエリアは2019年4月24日、児童見守りサービス「みもり」において、車での連れ去り発見など万が一に備える「乗り物移動通知」、音声を再生したくないエリアが設定できる「学校モード」の2機能を新たに提供開始したと発表した。

 「みもり」は、GPSなどの位置情報により危険を未然に防ぐ児童見守りサービス。保護者はスマートフォンに専用アプリをインストールして「みもり」と連動させることで、子どもの行動を見守ることができる。

 今回、新たに提供を開始したのは、「乗り物移動通知」と「学校モード」の2機能。「乗り物移動通知」は、子どもが乗り物で移動したときに通知する機能で、およそ時速10km以上の移動をした場合に「みもり」が検知し、保護者のスマートフォンにプッシュ通知で知らせる。バスや電車に乗ったタイミングはもちろん、車での連れ去りなどによる不自然な高速移動などの異変にもすぐ気付くことができるという。

 「学校モード」は、学校や図書館など、音声を再生したくないエリアを設定するだけで、そのエリアにいるときは自動的に音声が停止できる機能。「みもり」には、不審者情報など音声で子どもを見守るという特長的な機能があるが、「学校モード」の機能を追加することで、状況によって音声を停止することが可能となった。

 ドリームエリアではこのほか、「大型連休の見守り」に関するアンケートを実施し、結果を公表した。これによると、大型連休での子どもの見守りについては、もっとも多い31.6%が「特に考えていない」と回答した。その一方、「携帯電話・スマートフォンを持たせる」15.2%、「キッズ携帯を持たせる」8.4%、「GPS端末を持たせる」2.5%と、合計して3割近くが子どもに何らかの端末を持たせる予定であることがわかった。

 「子どもだけの外出、何歳から?」という質問に対しては、「10歳」が20.8%と最多で、「7歳」18.5%、「13歳~」14.8%、「8歳」10.6%と続いた。調査結果によると、小学校入学時の1年生から3年生にかけての年齢で、子どもだけの外出を始めている家庭が多く、ドリームエリアでは「子どもだけの外出を開始したタイミングでの子どもの見守り・安全について再考することは重要」としている。

 「大型連休の見守り」に関するアンケートは2019年4月19日~21日、ドリームエリアが運営する地域コミュニティーサービス「マチコミ」の利用者を対象にインターネットで実施した。有効回答者数は2,300人。
《奥山直美》

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