2020年卒の就活生、悩みは「自分に適する企業がわからないこと」

 2020年卒の就活生は現在、「自分に適する企業がわからないこと」に一番悩んでいることが、新卒紹介事業を行うDYMの調査からわかった。また、98%の学生が就職エージェントを利用しており、約7割が複数社登録していた。

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就活で困っていること
  • 就活で困っていること
  • 就職エージェントへの登録数
  • 就職エージェントの利用メリット/就職エージェント選びで重視すること
 2020年卒の就活生は現在、「自分に適する企業がわからないこと」に一番悩んでいることが、新卒紹介事業を行うDYMの調査からわかった。また、98%の学生が就職エージェントを利用しており、約7割が複数社登録していた。

 「就職活動に関する調査」は、DYMが東京都内で開催した新卒紹介イベント「Meets Company(ミーツカンパニー)」に参加した2020年卒の就職活動中の男女学生を対象に実施。2019年2月27日~3月31日の期間で、884名から回答を得た。

 2020年卒の就活生は、3月1日に多くの企業の採用情報が公開されてから本格的な就職活動時期に突入している。一方で、現在の就活生が就活で困っていることを聞くと、「自分に適している企業はどこか」がもっとも多かった。そのほか「自分の働く姿や生活が想像できない」「履歴書の書き方」などで悩んでいるようだ。

 就職エージェントの利用については、回答者633人のうち98%が登録済み。登録数は「1社」が27%にとどまり、「2社」31%、「3社」22%、「4社」9%、「5社以上」9%と、約7割が複数の就職エージェントを登録している。

 就職エージェントの利用メリットでは、「企業情報が収集しやすい」がもっとも多く、「早く内定が決まりそう」「興味がある企業が見つけやすい」「業界を絞りやすい」「自己分析の精度があがる」なども上位となっている。就職エージェント選びで重視することでは、「無料」「選考フローの早さ」「非公開の求人がある」「専属リクルーターの有無」があがっていた。

 2020年卒の就活生は、いわゆる”就活ルール廃止”適用前の最後の就活生となる。DYMはこれら結果を受け、就活ルールが変わり不安が募る就活において、就職エージェントのコンサルタントサービスへの期待の高まりがうかがえるという。学生が自分では気がつかない適性の確認や多角的な情報収集などを、専任のコンサルタントと二人三脚で行うことができる最新の就活サービスとして広まっているとみている。
《黄金崎綾乃》

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