【夏休み2019】ノンフィクションから考える読書感想文…中高生の作品募集

 プラン・インターナショナルは、中高生を対象とした「夏休み読書感想文コンクール2019~内なる力。勇気がわく夏。」を開催する。課題図書5作品はすべてノンフィクション。6月20日から9月11日まで感想文を募集する。審査委員長は直木賞作家の角田光代氏。

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 プラン・インターナショナルは、中高生を対象とした「夏休み読書感想文コンクール2019~内なる力。勇気がわく夏。」を開催する。課題図書5作品はすべてノンフィクション。6月20日から9月11日まで感想文を募集する。審査委員長は直木賞作家の角田光代氏。

 プラン・インターナショナルは、子どもの権利を推進し、貧困や差別のない社会を実現するために世界70か国以上で活動する国際NGO団体。すべての子どもたちの権利が守られるよう、とりわけ女の子や女性への支援に力を入れて活動している。そうした活動の一環として、次世代を担う中高生たちが読書を通じて自らの世界を広げ、途上国に対する理解を深めることを目指して、2014年より「夏休み読書感想文コンクール」を開催している。

 2019年の課題図書は、「夢へ翔けて 戦争孤児から世界的バレリーナへ」「橋の下のゴールド スラムに生きるということ」「マラス 暴力に支配される少年たち」「わたしは13歳、学校に行けずに花嫁になる。未来をうばわれる2億人の女の子たち」「Because I am a Girl わたしは女の子だから」の5作品。5つ目の作品は、特に高校生に推奨している。

 すべてノンフィクションで、力強く生きている途上国の子どもや女性たちの姿を描写した作品を集めた。今回は、初めて男の子を主人公とした課題図書も設定。貧困によって子どもたちの明るい未来が閉ざされてしまう状況と、それでも力強く生きる途上国の子どもたちについて本を通して知ってもらい、よりよい世界をつくるために「自分ならどうするか。 何ができるか」をコンクールへの参加を通して考えるきっかけにしてもらいたいとしている。また、感想文を通じて周りの人に世界の課題を伝える発信者になってもらうことも期待しているという。

 応募期間は、6月20日から9月11日まで。対象は2019年6月時点での中学生・高校生。プランのWebサイトから応募用紙をダウンロードし、必要事項を記入のうえ、感想文とともに郵送で応募する。感想文は1,200文字以内。所定の原稿用紙もWebサイトからダウンロードできる。審査委員長は、直木賞作家でプラン支援者でもある角田光代氏。中学生、高校生それぞれから、「最優秀賞」「優秀賞」「特別賞」を選定し、11月17日の表彰式にて表彰する。

◆夏休み読書感想文コンクール2019~内なる力。勇気がわく夏。
応募期間:2019年6月20日(木)~9月11日(水)必着
応募資格:2019年6月時点で中学生・高校生であること
応募方法:応募書類をプランのWebサイトからダウンロードし、必要事項を記入のうえ、感想文とともに郵送で応募する。
※感想文は1,200文字以内(所定の原稿用紙3枚以内)
入賞発表:2019年11月1日(金)までに入賞者に連絡。11月17日(日)に東京都内で表彰式を行い、表彰式後にWebサイトで発表する。
賞:中学生・高校生各3名を「最優秀賞」「優秀賞」「特別賞」として表彰
《畑山望》

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