大阪府の校長マネジメント推進事業、寝屋川など11校を支援

 大阪府教育庁は2019年6月10日、校長マネジメントによる学校経営を支援する「学校経営推進費」事業の支援校を公表した。支援校は、寝屋川高校や西成高校など府立学校11校。1事業あたり上限500万円の予算の配当を行う。

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大阪府「府立学校の学校経営支援・学校運営改善に関すること」
  • 大阪府「府立学校の学校経営支援・学校運営改善に関すること」
  • 校長マネジメント推進事業「学校経営推進費」2019年度支援校の事業計画名と事業内容(概要)
  • 校長マネジメント推進事業「学校経営推進費」2019年度支援校の事業計画名と事業内容(概要)
 大阪府教育庁は2019年6月10日、校長マネジメントによる学校経営を支援する「学校経営推進費」事業の支援校を公表した。支援校は、寝屋川高校や西成高校など府立学校11校。1事業あたり上限500万円の予算の配当を行う。

 大阪府は府立学校の学校経営支援に関して、「校長マネジメント推進事業」を実施している。府立学校は、中期的(3か年)な目標を踏まえ、課題を明確にした「学校経営計画」を策定し、PDCAサイクルによる学校運営を一層推進。府教育委員会では、校長が「学校経営計画」の実現を図れるよう、学校経営における校長のマネジメントを支援する。

 「学校経営推進費」は、大阪府教育振興基本計画を踏まえ、高い効果が期待できる事業計画を提案する府立学校と私立高校に対し、予算措置を行う。2019年度は、府立学校・私立高校合わせて48校の応募があり、選考の結果、府立学校11校が支援校に決定。

 各校の事業内容(概要)を見ると、寝屋川高校(全日制・定時制)は「グローバル人材の育成」、西成高校と堺工科高校(定時制)は「生徒の希望する進路の実現」、高槻北高校、夕陽丘高校、槻の木高校の3校は「生徒の学力の充実」、福泉高校、八尾支援学校、豊中支援学校、箕面支援学校、西淀川支援学校の5校は「生徒の自立支援」の分野に取り組む。

 たとえば、高槻北高校ではWi-Fiと教員用タブレットで授業のICT化を進めるとともに、生徒自身のスマートフォンなどで家庭学習時間の報告や提出を行えるようにする。生徒が主体的に授業参加できる機会を増やし、生徒の思考力・表現力の伸長につなげるという。

 「令和元年度(2019年度)『学校経営推進費』支援校の事業計画名と事業内容(概要)」は、大阪府Webサイトに掲載されている。
《黄金崎綾乃》

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