【大学受験2021】立教、英語の独自試験を廃止…外部試験を全面的に導入

 立教大学は2019年11月25日、2021年度一般選抜の変更点を公表した。「英語」科目は外部試験を全面的に導入し、英語の独自試験を廃止する。一般入試は全学部日程を5試験日実施し、受験機会は最大2回から5回に増加する。

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新制度(2021年度入試以降)
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 立教大学は2019年11月25日、2021年度一般選抜の変更点を公表した。「英語」科目は外部試験を全面的に導入し、英語の独自試験を廃止する。一般入試は全学部日程を5試験日実施し、受験機会は最大2回から5回に増加する。

 同大学は、「21世紀の社会をリードするグローバルリーダーの育成」を目標に掲げ、英語4技能に秀でた学生の入学を促進する。大学入試では、高大接続の観点から4技能を適正に測ることができる民間の英語資格・検定試験(英語外部試験)を、すべての入試方式で活用することが必要と判断し、全面的に導入することを決定した。

 利用できる英語外部試験は、ケンブリッジ英語検定、実用英語技能検定、GTEC、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFL iBTのほか、大学入学共通テストの英語も利用可能。

 英語外部試験の最低スコアの設定はせず、スコアさえあれば出願可能で、2年間の一番良いスコアを提出(試験実施月から2年以内のスコアが有効)できる。何種類かスコアを持っている場合は、複数のスコアの出願は可能で、もっとも高得点に換算されるスコアを合否判定に採用する。

 また、個別学部日程を廃止し、一般入試は全学部日程を5試験日実施。受験機会は最大2回から5回に増える。同じ学部・学科(専修)を複数回受験でき、「英語」は外部試験のスコアまたは大学入学共通テストの英語得点を活用し、大学独自試験のほかの2科目と合計した3科目の総点で合否を判定する。

 ただし、文学部のみ、独自の「英語」、「国語」、「選択科目」の 3科目による試験日を設け、受験機会は最大6回となる。

 そのほか、大学入学共通テスト利用入試の場合は、現行の大学入試センター試験利用入試から大きな変更はない。大学入学共通テストの成績のみで合否を判定する場合は、受験する学部・学科(専修)により、3科目型、4科目型、6科目型で実施する。英語外部試験のスコアを提出した場合、大学入学共通テストの「外国語」の得点とどちらか高得点の方を合否判定に採用する。

 大学のWebサイトでは、一般入試のモデルケースをわかりやすく紹介している。
《田中志実》

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