イーオンは2020年4月1日より、アダプティブラーニングエンジンにより生徒の英文法の得意・不得意項目を峻別し、学習者ごとの苦手項目を集中して学べるeラーニングシステム「AI Study Design~Grammar編~」を導入する。 「AI Study Design~Grammar編~」の導入は、教育とICTを組み合わせた「EdTech」を推進するプロジェクト「イーオン デジタルトランスフォーメーション AEON DX」の一環として実施。AIが学習者の学習履歴に基づき個別最適化することで、学習者それぞれの苦手な文法項目に絞った学習を実現する。 すべての文法項目を180に分類のうえ、合計で6,000題を作問。問題解答の過程でAIが180分類の中から英文法不得意項目を峻別し、学習者に自動で結果を提供する。問題を解けば解くほどデータが蓄積され、自分に合ったものが出題されるようになる。 学習は、「プレースメント問題」「トレーニングメニュー決定」「解説&追加問題」の順に進む。まず、学習者の苦手ポイントを探るためのプレースメント問題が15問出題され、その結果にしたがって適したトレーニングメニューが決定。メニュー内の問題の解答正誤にしたがって、苦手な文法が集中的に出題される。 誤解答の多い文法項目は、問題が提示されるだけでなく、自動的に解説が表示され、文法理解のための学習が提示される。つまずきを感知した文法項目については、より基礎となる文法まで立ち戻って学習を促す。メニュー内の文法項目をすべてクリアすると、トップ画面に戻って再びプレースメント問題からスタートする。 生徒専用の自宅学習サポートサイト「イーオン・ネット・キャンパス」ならびに「イーオン・ネット・キャンパスアプリ」から利用可能。学習履歴はデータベース化され、スクールスタッフが閲覧できるタブレット上の「AEON NOTE」と連動させることで、今まで以上にきめ細やかな学習アドバイスやコミュニケーションが可能となり、リアルな教室での実践的な学びとオンラインでの効率学習のハイブリッド化をさらに推進する。 今後は、レッスンの習熟度データや、学習アドバイス後の実績・成果なども蓄積されることで、生徒の英会話上達に向けて、目的や期間に応じた学習効率の最大化を図る提案も可能となっていく予定。