<国語>講評
(湘南ゼミナール 提供)
全体の大問構成や問題形式は昨年と同じであった。問題の難易度は下がり、全体的に解きやすくなった。
問1の漢字は、普段目にすることが多いものになり、難易度は下がった。文法・韻文の鑑賞問題は昨年と同じ程度の難易度であった。
問2の古文は、昨年と同様に文意がつかみやすいものであった。選択問題は、本文を丁寧に読めば答えを導き出せるものであった。
問3の小説は、場面設定がややつかみにくいものであった。選択問題は、傍線部の心情を把握すれば消去法で解きやすいものが多かったものの、昨年と同じくやや難しいものであった。
問4の論説文は、文章・問題ともに昨年と同様の難易度で、解きやすいものであった。
問5の資料問題は、昨年と比べてかなり解きやすくなった。(ア)の空欄補充問題は、割合と実数の違いを理解しているかを問う問題であった。(イ)の記述問題は、本文や資料を丁寧に読めば、答えが絞れるものであった。
昨年の入試に比べて難易度は下がったものの、これまで同様に文章読解力、時間内に解ききる情報処理能力、解答力を高める必要がある。神奈川県入試を意識しつつも、各都道府県の問題を解き、様々なパターンに慣れておくことが重要である。
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このレポートは令和2年2月14日(金)に、速報として湘南ゼミナールにより作成されたもの。
協力:湘南ゼミナール(執筆:伊藤宏樹氏)