東京都「ひとり親家庭自立支援計画」第4期を策定

 東京都は2020年3月30日、「東京都ひとり親家庭自立支援計画(第4期)」を策定したと発表。改訂のポイントは、「ひとり親家庭を支える『つながり』への支援」「子供の健全育成と将来の自立に向けた支援」など5つ。

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 東京都は2020年3月30日、「東京都ひとり親家庭自立支援計画(第4期)」を策定したと発表。改訂のポイントは、「ひとり親家庭を支える『つながり』への支援」「子供の健全育成と将来の自立に向けた支援」など5つ。

 「東京都ひとり親家庭自立支援計画(第4期)」は、「母子及び父子並びに寡婦福祉法」に基づく「自立促進計画」として策定されたもの。東京都は、ひとり親家庭が安定した就労と生活のもと、子どもを健全に育むことができるよう、今後計画に基づき、支援を必要とするひとり親家庭を確実に支援につなぐ体制強化などの取組みを着実に推進していく。

 これまで、2001年3月に「東京都ひとり親家庭就労支援計画」、2005年4月に「東京都ひとり親家庭自立支援計画」、2010年4月に第2期計画、2015年3月に第3期計画が策定された。第4期の計画期間は、2020年度から2024年度までの5年間。

 改定のポイントは、「ひとり親家庭を支える『つながり』への支援」「各家庭の特性・状況に応じた自立に向けての支援」「子供の健全育成と将来の自立に向けた支援」「関係機関の連携強化」「母子生活支援施設の活用促進」の5つ。

 たとえば、「ひとり親家庭を支える『つながり』への支援」では、ひとり親家庭を対象とした支援情報の発信など広報・普及啓発の強化、働くひとり親が相談しやすい相談の場や相談方法など相談体制の拡充を目指す。「子供の健全育成と将来の自立に向けた支援」としては、子どもの将来が生まれ育った家庭の事情によって左右されることのないよう、教育の機会の確保など、子どもの健全な育成を支えるための施策を展開する。

 計画の策定にあたっては、1月30日から2月28日までの期間において、「東京都ひとり親家庭自立支援計画(第4期)(案)」に関して、広く都民の意見を募集し、1件の意見が寄せられた。寄せられた意見と、それらに対する都の考え方を福祉保健局Webサイトで公表している。
《桑田あや》

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