サラリーマンの小遣、月3万9,419円…増減の理由は?

 男性会社員の平均お小遣い額は月3万9,419円で、過去5年でもっとも高水準だった2018年の水準に回復したことが、新生銀行が2020年6月23日に発表した調査結果より明らかになった。特に20代と50代で大きく増加し、世代間で差が見られた。

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1か月のお小遣いはいくらか?
  • 1か月のお小遣いはいくらか?
  • 平均お小遣い額の時系列推移(2009年~2020年)
  • 男性社員の平均お小遣い額(ライフステージ別、子どもの学齢別)
  • おこづかいがアップした要因
  • おこづかいがダウンした要因
 男性会社員の平均お小遣い額は月3万9,419円で、過去5年でもっとも高水準だった2018年の水準に回復したことが、新生銀行が2020年6月23日に発表した調査結果より明らかになった。特に20代と50代で大きく増加し、世代間で差が見られた。

 サラリーマンのお小遣い調査は、20代~50代の会社員(正社員・契約社員・派遣社員)とパート・アルバイトの合計2,717名を対象に実施。調査時期は2020年4月10日~4月14日の5日間。

 男性会社員の平均お小遣い額(昼食代含む、月額)は、3万9,419円と前年(2019年)と比べて2,672円増加。過去5年でもっとも高水準だった2018年の水準に回復した。年代別に見ると、20代が4万1,377円、30代が3万7,874円、40代が3万6,449円、50代が4万1,987円。20代と50代で大きく増加した。

 女性会社員のお小遣い額は、3万3,854円と前年と比べて585円増加したが、男性と比べると増加額は1,000円未満にとどまり、2015年からほぼ横ばいが続いている。年代別に見ると、30代で3,513円増と大きく増加した。

 男性会社員の平均お小遣い額をライフステージ別に見ると、未婚者は4万6,741円、既婚者は3万円台と、未婚者のほうがお小遣い額が高かった。また、子どもの学齢別に見ると、小学生~高校生がいる家庭ではお小遣い額が少ない傾向にある。

 お小遣い額がアップした理由について、男性会社員は「給料が上がったから」が76.1%でもっとも高く、ついで「副業をはじめたから」19.3%、「投資などを始めたから」14.8%など。女性会社員も「給料が上がったから」が53.3%ともっとも高く、「生活費にかかるお金が減ったから」15.6%、「ランチにお金をかけるようになったから、かかる金額が増えたから」8.9%などが続いた。

 一方、お小遣い額がダウンした理由について、男性会社員は「給料が減ったから」が40.2%ともっとも高く、ついで「生活費にかかるお金が増えたから」28.0%、「子どもの教育費がかかるようになったから、増えたから」17.8%など。女性会社員も「給料が減ったから」が44.8%ともっとも高く、「生活費にかかるお金が増えたから」30.4%、「子どもの教育費がかかるようになったから、増えたから」14.4%などが続いた。
《工藤めぐみ》

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