横浜市、2021年「成人式」を感染防止のためオンライン開催

 横浜市は2020年7月6日、2021年(令和3年)の「成人の日」を祝うつどいをオンラインで開催することを発表した。新型コロナウイルス感染症の終息の見通しが立っていないことから、集合開催を断念した。

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「成人の日」を祝うつどいの開催方法を変更
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 横浜市は2020年7月6日、2021年(令和3年)の「成人の日」を祝うつどいをオンラインで開催することを発表した。新型コロナウイルス感染症の終息の見通しが立っていないことから、集合開催を断念した。

 2021年(令和3年)の新成人は、2000年(平成12年)4月2日から2001年(平成13年)4月1日までに生まれた人。横浜市は、2021年(令和3年)の「成人の日」を祝うつどいを例年通り、横浜アリーナでの集合開催に向けて検討をしてきた。しかし、式典によって感染拡大を引き起こす可能性が否定できないことから、集合開催は断念せざるを得ないという決断に至ったという。

 Webサイトでは、「横浜アリーナでの式典を、楽しみにされていた新成人の皆様、保護者の皆様には大変申し訳ありません」と謝罪。そして、2021年(令和3年)の「成人の日」を祝うつどいは、初めての試みとして、特設サイトによる「オンライン成人式」として開催することになった。

 特設サイトでは、横浜市にゆかりのある著名人からお祝いメッセージの動画配信や、新成人をはじめ、市民から写真やお祝いメッセージを投稿してもらうなど、従来の式典以上に参加してよかったと感じてもらえるように準備を進めていく。特設サイトは2021年(令和3年)1月11日に開設する。横浜市に住民登録がある新成人には、個別に特設サイトのアドレスなどを記載した案内状を郵送する。

 オンライン成人式の具体的な内容は、横浜市「成人の日」記念行事実行委員会と検討し、12月中旬までに発表を予定している。Webサイトではよくある問い合わせをQ&A方式で紹介。「式典の回数を増やしたり、分散して開催することはできないのか」という質問には、「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、集合開催は断念せざるをえないと判断した」と回答。

 そのほか、「成人式当日の晴れ着のキャンセル料を市として補償すべき」には、「感染症対策の観点でやむなく開催方法を変更していることから、横浜市としてキャンセル料を補償することはできない」としている。
《田中志実》

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