リセマムでは、医系予備校のメディカルラボより全国の2021年度の大学医学部の入試の変更点の一覧を入手した。一覧と合わせ、変更点のポイントについて紹介する。
変更点は多岐にわたる
変更点をみてみると、募集人員数のほか、試験科目についての変更が目立つ印象だ。たとえば、弘前大では昨年度まで2次科目が「英語、数学、面接」だったものが、英語・数学を総合問題に変更。京都大学は特色入試の選抜方法で共通テストを課す選抜とし、小論文を口頭試問に変更している。金沢大も京都大と同じく前期試験の2次科目の面接が口述試験に変更された。京都府立医科大は、学校推薦型試験と前期試験の二次科目に小論文が追加。大阪大前期の2次科目の面接は複数回実施される可能性があるとしている。
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このほか今年度より東京大、滋賀医科大が前期の共通テスト科目でリスニングの成績を利用するとしている。名古屋大では前期2次科目の外国語が英語のみに。また、2段階選抜を実施しないとした大学もあり、弘前大の総合II型、名古屋大の後期で発表。香川大、愛媛大は後期日程の試験そのものを廃止するとしている。
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ほかにも変更点は多くある。受験生は自分の志望する大学で入試変更点がないかいま一度確かめ、本番に備えてほしい。