西武鉄道、終電時刻を繰上げ…2021年春ダイヤ改正

西武鉄道では、2021年春にダイヤ改正において、夜間作業の安全性向上と効率化を目的に、終電車の繰り上げを実施する予定だ。主要路線の終電車の時刻を概ね20~30分繰り上げる。(9日発表)

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西武鉄道上石神井車両基地
  • 西武鉄道上石神井車両基地
  • ホームドア設置の様子
  • 線路の保守工事の様子
  • 設備投資額の推移
  • 首都圏の生産年齢人口予測
  • 主要駅における時間帯別の自動改札機通過人員(乗車・降車)
  • 終電車繰り上げによる作業時間拡大イメージ
西武鉄道では、2021年春にダイヤ改正において、夜間作業の安全性向上と効率化を目的に、終電車の繰り上げを実施する予定だ。主要路線の終電車の時刻を概ね20~30分繰り上げる。(9日発表)

ダイヤ改正では、従前からの課題であった夜間作業の時間確保を実現し、安全かつ効率的に鉄道工事を行なうことで、利用者に安全・安心なサービスを提供するために、また新型コロナウイルス感染症の影響により、特に深夜時間帯の利用状況が変化したことを踏まえ、終電車の時刻を繰り上げる。

2021年春のダイヤ改正において、山口線・多摩川線を除く西武線全線で終電車の時刻を繰り上げる。主要路線(上り・下りとも)で概ね20分~30分繰り上げる予定だ。

●池袋駅終電車発車時刻(平日)
現行→改正後(予定)
飯能行:0時09分→23時52分
小手指行:0時44分→0時14分
保谷行:0時45分→0時18分

●高田馬場駅終電車発車時刻(平日)
現行→改正後(予定)
本川越行:0時01分→23時46分
拝島行:上記本川越行が小平駅で拝島行終電車に接続
新所沢行:0時47分→0時18分
上石神井行:0時50分→0時20分

なお初電車の時刻繰り下げは予定していない。

◆ダイヤ改正の背景

保守作業量・工事量の増加……鉄道事業者は安全・安心なサービスを提供するため、夜間を中心に線路や各種設備の保守・点検を行なっている。また、サービス向上・バリアフリー化推進のためのエレベーター・エスカレーター設置、ホームドア設置などに伴い設備量が増加している。西武鉄道では連続立体交差事業も推進しており、今後、保守作業量・工事量が増加していくことが見込まれている。

労働力の減少……工事量が増加すると見込まれる一方、2045年における首都圏の生産年齢人口は2020年に比べて約2割減少することが予測される(国立社会保障・人口問題研究所の2017年推計による)。

利用状況の変化……新型コロナウイルス感染症の影響により、テレワークが急速に普及するなど利用者の利用状況が変わってきた。西武鉄道では、時間帯別の利用者数をコロナ前の水準と比較すると、深夜時間帯で50~60%と特に大きく減少した。

◆終電車繰り上げによる夜間作業の時間確保

鉄道施設の保守・工事は主に終電車~初電車の間に行なう。機械の搬入・搬出などに要する準備時間を除くと、実質的な作業時間は2~3時間ていどだ。今後、保守・工事量が増加すると見込まれる一方、労働力は減少していくことから、保守・工事に従事する係員の労務環境を改善し、作業を安全かつ効率的に実施するためには、夜間作業の時間を確保することが求められる。

西武鉄道でも終電車の時刻を繰り上げ…20-30分 2021年春ダイヤ改正

《高木啓@レスポンス》

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